ひとりじゃないんだ。 (ページ9)

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祐也と貴久ページ9

『ゆーや！』

祐也｢なぁーに？マイハニー✧*。｣

『私のネックレスどこやったの！？』

祐也｢僕が着けてるよー◌｡˚✩｣

『なんでよ？！』

祐也｢可愛かったんだモーン🎋｣

『返せぇー！！』

祐也｢むり〜(*｀ω´*)ﾄﾞﾔｯ｣

祐也はいっつもいっつも人のものをとる。その度に私は祐也を幼稚園児のように扱って上手い感じに返してもらう。たまにめんどくさいって思う時もあったけど、祐也は悪気もなくやっているみたいで、怒るに怒れなかった──。

貴｢理歩。｣

『何よー？』

貴｢俺ね、偏差値69あるんだ。｣

『え？！すごっ！』

貴｢www(本当は38もねーよw)｣

『貴って頭いいんだー❁』

貴｢おい。｣

『んー？』

貴｢俺ね、ゴキブリ食ったことあんだよ。｣

『うぇ？！マジで？！すごっ！！！！』

｢wwwwwww(蚊でも無理なのに食えるわけねーだろw)｣

『すっごいなぁー；；；；』

貴は時々すっごいことを言い出す。私は別に疑う理由もないから全部信じていた──。

こんなちっちゃなことが、二人を救っていたなんて全然知らなかった･･･

二人を苦しめていたなんて全然知らなかった。