山猫の幼馴染

第33話 ページ35

尾形「仲間だの戦友だの…くさい台詞で若者を乗せるのが

お上手ですね鶴見中尉殿」


















月島の言葉に鼻で笑いながらそう言った尾形
















そして尾形は壁の向こうにいる月島に銃を撃つ

















月島は残りの残弾数を数える
















月島「江渡貝ｯ生きてるか！？」

















月島は江渡貝を探すために外へ出た

















--------ｷﾘﾄﾘ線--------
















ズズンｯ
















山から大きく揺れる音がした
















Aとアシㇼパは不安そうに山の方を見つめる
















男「誰か出てくるぞ」

















男「逃げ遅れた奴か？」
















男「すげぇ！！あの旦那ふたりも助け出したぞｯ」

















男たちが話す声でA達は山を見る

















そこには杉元と白石を抱えた牛山が居た

















牛山「よぉ嬢ちゃんたちまた会ったな」
















アシㇼパ「チン ポ先生ェ…」
















杉元「ハンペン まだ持ってるぅｯ！！」
















アシㇼパはハンペンを取りだしながら目を輝かせた

















杉元は牛山から降りながらそう言った

















貴方「佐一さん…由竹さん…無事でよかった…ｯ」

















Aは杉元に飛びつく様に抱きついた
















そしてその目には少し涙が浮かんでいた
















杉元「Aさん…

それでなんであんたがこんなところに」

















杉元はAの背中に腕を回し微笑んだ

















そして牛山の方を見てそう聞いた

















牛山「連れと夕張に来ていたがふらっと居なくなってな

探していたらお前らがトロッコに

乗ってるのを見つけたんだ」

















杉元「連れ？」
















杉元は不思議そうに後ろを振り向いた
















尾形「しょうがねぇ そいつら連れてついてこい」

















貴方(…この声……ｯ

まさか……ｯ)

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