喧嘩独学 3

第76話 ページ24

貴女｢コージさん……敬語外れてる一人称も違う｣






コージ｢今度あったらタメ口で話そうと思ってたんだ……

Aは心から信用できる人間だから……｣






コージの言葉にAは驚いた






信用……今Aが1番欲していた言葉だった





貴女｢信用…してくれるの？私を？西羅志郎の妹なのに？｣






コージ｢西羅の妹だろうがなんだろうがAはAだ

俺は今まで見せていたあの人格はお前本人だと思っている｣






その言葉にAは嬉しそうに笑いそして泣いた






コージ｢…助けてくれ殺さないでくれ｣






貴女｢コージさん？｣





コージ｢この子だけは見逃してくれ｣






コージはAを抱えながらそう言った







Aは突然の言葉にコージの名を呼ぶ






名無し｢……話は終わったか？｣






コージ｢俺はどうなってもいいだがこの子は

見逃してくれと言ったはずださもないと死んでもお前を殺す｣







名無し｢……悪いがボスの妹でも

目撃者には消えてもらわなくちゃならない｣







名無しはそう言うと銃をAの方に向ける






Aは肩で息をしながら名無しを見る





名無し｢全ては神の御心のままに｣






佐伯｢本当に…撃つのか…？何も知らない…幼い子供を……

神が喜ぶと思うか……？幼い子供は連れていかないはずじゃ

なかったのか……？見逃してくれ……

俺の大切な女性(ヒト)なんだ｣







佐伯はAを強く抱きしめると力なくそう言った






Aは佐伯の顔を見上げると佐伯は優しく頭を撫でる







名無しは黙って見つめたあと電話をかける






名無し｢……はいボス今処理をしているところです

目撃者は……いません はい笑い鬼はたった今死にました｣






✄-------------------‐✄





佐伯｢俺のせいでこんな目に遭わせてすまなかった

面会にも来てくれてありがとう｣







貴女｢コージさんが生きててよかった｣







あの後Aとコージは病院に運ばれ治療を受けた





勿論入院するほどの怪我だったが強引に退院した





佐伯コージは世間では自、殺したとなっているが





現在ではそのままコージは自首し刑務所にいる





貴女｢安心して外部には佐伯コージは死んだままになってる

お兄ちゃんが攻めてくる心配は無いから｣

第77話→←第75話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す