喧嘩独学 2 (ページ43)

今日:33 hit、昨日:36 hit、合計:10,953 hit

第50話ページ43

Aは心配そうに声をかける反面

新庄はそう言った

藤井「あの僕はこれからどうしたらいいですか？」

新庄「おいそんなこと俺に聞くなよ

教えただろやりたいことをやれって」

志村「何この雰囲気？」

新庄は体育座りをしながらそう言った

藤井は何かを決心したかのように立ち上がる

藤井「…みんなありがとう」

--------ｷﾘﾄﾘ線--------

志村｢…1080度かここを蹴ればいいんだよな…｣

新庄(ん？志村？)

貴方｢まさか…！｣

志村の言葉にAと新庄は宅間の姿を重ねる

志村はその期待を裏切らないかのように

華麗なステップをふむ

志村｢おもしろいじゃん｣

新庄(それは俺が見た足技の中で

いちばんクソみたいな足技だった)

貴方｢んふふ…って光太君そっちは危ないっ…！｣

Aは志村の腕を両手でつかみ必死に上にあげる

カネゴン｢助けなくていいのか？｣

新庄｢あぁ放っとけ｣

新庄は笑みを浮かべながらそう言った

カネゴン｢ところで新庄気になることがあるんだけど…｣

新庄｢手短に済ませろ｣

カネゴン｢宅間って奴そんなに志村と似てるのか？｣

カネゴンの質問に新庄は笑顔が消えた

カネゴン｢親父さんから聞いたんだよ

中学の同級生宅間圭のこと以前触法少年が

話題になってニュースにも出てた無念にも亡くなった

優等生…いきなり藤井を殴ったのも

何かと志村の世話を焼く理由も…

宅間と似ているからなのか？｣

カネゴンが新庄にそう聞く

貴方｢うっ…もう無理…玲ちゃん…！！｣

Aは力に限界が来てしまい志村の手と離れてしまう

が、新庄がAの背後に周り志村の服を掴む