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85羽目 ページ39

見廻組や奈落が、立っていた崖から走り降りる


私たちはそれを迎え撃ち、次々と人を倒していった

私は総悟に貸してもらった刀を抜いて、傘と二刀流で立ち向かう。



すると突然、私の刀が誰かの刀で動きを止められて、首に手が周り、短刀が当たる


信女「これが……死んでも?」


少し息の荒い信女の声が耳元で響く。

目の前には刀に手をかけた総悟が信女の方を歯を食いしばって見ている



A「……何やってんだヨ、信女


お前も、総悟も、そんな顔してるくらいなら、もう闘いなんて、やめろヨ」

信女「……今、あなたの命は私に握られてるってこと……分かってるの?

私がこの刀を少し動かしただけであなたは死ぬ」


A「そんなこと分かってるヨ。

でも、私が死にかけたらお前だってタダじゃ済まないネ」



信女が突然、クスッと小さな声で笑う。

その振動で、首元で刀がカタカタと鳴る



信女「「死にかけたら」……ね。死ぬとは思わないの?」

A「いくら信女が強くても私には勝てないヨ」

信女「……いいわ、あなたとは1度、闘ってみたいと思っていたの」



明らかな挑発。

私は片手に持っていた刀を突然後ろに回す

すると信女は私の首元に当てていた刀を、それの防御に使い、短刀を抜いた


信女「……その行動は、OKってことでいいのかしら……?」

A「好きにとれヨ。どっちにしたって私は死なないけどな」



ギリギリと鈍い音を立てていた刀を目の前に構え、信女に向かって斬りかかった

金属音がして、即座に信女から離れると、目の前から彼女は消え、私の後ろに立っていた



信女「案外、呆気ないものね」


信女の突き出した刀は、私の体へ一直線に向かってきた

そのまま刀は、私に刺さり(・・・)信女の表情が、ほんの少し変わった瞬間


私は、脇に挟んでいた(・・・・・・・)刀から1度離れて、思いっきり蹴りあげた




A「……後ろからの襲撃、もうされてるから……対策なんていくらでもやってるヨ」



思い出すのは、かぶき町にやって来て、初めて神威に拉致された日。



A「……武器は無くなったネ。

さぁ、どうする?」

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作者名:珠優 | 作成日時:2018年3月15日 19時

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