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82羽目 ページ36

土方「ふざけんじゃねェ!崖の上に辿り着く前に全員死ぬわ!」



トシと総悟が私と神楽の頭を蹴る



A「トシ……」

土方「あ?何だ?」

A「昨日だけどHappy Birthday」

土方「うるせェェェ!!しかもやけに発音うめェし!何か腹立つ!」


頭から血を流しながらグッドポーズをして祝うとさらに怒られた


A「あんだヨせっかく祝ってやったのに!」

沖田「そうですぜ土方さん。人の彼女にやらせておいてそれはないんじゃないですかィ」


彼女……


A「恥ずかしいからやめろヨ総悟……」

土方「シリアスな時にイチャイチャしてんじゃねェェェェ!!!」

沖田「嫉妬ですかィ土方さん。情けねェな」



総悟がトシに飛び蹴りをかます


────────────────


お妙「新ちゃん、不思議ね。私、まだ笑えるみたい」


悲しげな顔をして新八に声をかけるお妙


お妙「ちゃんと、無事で帰ってきてね。


近藤(あの人)も連れて。

……私、あの人に「行ってらっしゃい」って、言ったの。

だから、無事で、必ず帰ってきてね」


新八「……大丈夫ですよ、姉上」



新八がお妙に振り向いて答える

その表情は、お妙が知っているいつもの頼りない新八ではなく、優しい笑み。



新八「あの人は、何があっても僕らが連れて帰ります。

だから、僕にも言わせてください。



行ってきます、姉上」

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作者名:珠優 | 作成日時:2018年3月15日 19時

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