48羽目 ページ2
A「たーだいーまヨー」
あーお腹……というよりそれのちょっと下が痛いヨ
お腹を庇うように猫背で歩き、荷物を持つ
近藤「あれ?Aちゃんどうしたんだ?」
A「お前復活早いな」
お腹痛いんだヨ
そう伝えるとなんだか色んな薬を持ってきてくれた
でもそーゆーんじゃないんだヨ……
A「お気遣いありがとヨ。でも大丈夫、さっき薬買ってきたから」
近藤「そうか?ならいいが……。じゃあ俺は散歩に行ってくる!」
A「どーせ妙ちゃんの所でしょ」
笑い声がだんだん小さくなっていったのを私は忘れない
────────────
A「……そーご」
沖田「どうした」
A「お腹痛いヨ」
んー薬の効き目イマイチ
沖田「こっち来い」
腕を開いてこっちを向く
ありがたく行かせてもらおう
総悟の近くに腰を下ろし、総悟に抱きつく
総悟の手が、腰をさする
沖田「痛てェのか?」
A「うん……」
沖田「そうか」
……総悟の手が暖かい
さする手を止めて優しく抱きしめてくれる
沖田「また痛くなったら、俺のとこ来い」
A「そうさせてもらうヨ」
……なんか、眠くなってきたヨ
A「……総悟…眠い」
沖田「部屋戻るかィ?」
A「んーん。総悟と寝たい」
すると総悟が微笑む
部屋の真ん中に布団を敷いて私を座らせる
自分も座って布団をかける
沖田「……これでいいのか?」
A「上出来ネ」
沖田「さ、ゆっくり寝ろィ」
向き合った状態のまま目を閉じて、眠りについた
────────────────
沖田「……誘ってるようにしか見えねェ」
触れるだけのキス
これなら目ェ覚まさねェだろ
どんどん、お前に溺れてく
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作者名:珠優 | 作成日時:2018年3月15日 19時