【約束のネバーランド】転生したので頑張ります。２

80，再会 ページ32

Side me


『ありがとう、それじゃあ私は行ってるわ』


ソンジュ「ああ」


そして、私は弟妹達の元へ向かう。


ジェミマ「あーっ！Aだ！！」


私が付くや否や、ジェミマが私に抱きついてくる。


それを私は抱きしめ返す。


ギルダ「A！よかった。レイのこともAのことも本当に心配したんだから！」


私は苦笑して肩を竦める。だってレイが馬鹿なんだもの、私は悪くない！


アンナ「A、あの……」


するとアンナが何かを悟ったような顔で私の名前を呼び、何かを言おうとする。


私はそれを指に人差し指をあて、遮った。


アンナ「〜〜ッ」


すると、後ろから気配を感じた。私は慌てて振り返る。


？「初めまして。あなたがA？私はムジカよ、よろしくね」


ムジカだったようだ。


『初めまして。弟妹達を助けてくれてどうもありがとう』


ムジカ「そのくらい大丈夫よ、気にしないで」


本当にソンジュもムジカも優しい。……鬼であることには変わりないのに。


ドン「あっA！ムジカは――」


私はドンのその言葉を遮って言った。ムジカが鬼であることくらい知っている。


『そのくらい気が付かないとでも？大丈夫よ、私は彼女らを斬ったりしない。恩人よ？
そんな真似できるわけがないでしょう』


私がそう言うと、安堵したかのような空気が流れる。


ムジカ「気付いていたのね」


『ええ』


すると


トーマ「エマ！」


エマがやってきた。

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