【約束のネバーランド】転生したので頑張ります。２ (ページ31)

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79，ソンジュとムジカページ31

Side me

？「あ、ああ。乗れ！」

『ありがとうございます！』

そして私は馬のような何か――鬼の上に飛び乗った。

？「ほう。なかなかに体力があるようだな」

『ええ、まあ……何年も鍛えている身ですので。鍛錬を無駄にされたら困ります・ところで……』

？「ところで？」

ところで、どうして私達どうして私達を助けてくれたのですか――？
そう言おうとしたが、やめた。確か後でエマ達が聞く筈だ。

『ところで、今はどこに向かっているのですか？』

？「なんだそのことか。今は――」

やっぱり。それと……

『お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。私はGF農園出身の８６１９４Aです』

？「ああ、そういえば言っていなかったな。俺の名前はソンジュだ」

『ソンジュさんですね、わかりました』

一応さん付け敬語のほうがいいわよね、でも多分すぐに――

ソンジュ「～～ッ敬語はいらん、呼び捨てでも構わん」

やっぱりそうなるか……ま、いっか。

『わかりまし……わかったわ、ソンジュ』

ソンジュ「ああ、それでいい」

しばらくすると、突然止まり、ソンジュに地下に降りるよう言われる。

ソンジュ「向こうにお前の家族がいるはずだ」

そう言ってソンジュは右前方の道を指差す。

ソンジュ「この道をまっすぐ進め」

『……ありがとう、それじゃあ私は行ってるわ』

ソンジュ「ああ」

Side アンナ

ピイイイイイイイ

エマ「何今の音」

ナット「また何か変なのくんの！？」

アンナ「大丈夫みたい」

ギルダ「ねぇレイとA遅くない？もう戻ってきてもいい頃なのに」

アンナ「何かあったのかな？」

そして私はエマに渡されたAからだという紙を開こうとする。

エマはレイの様子を見に行くようだ。

ドン「エマ！？」

するとエマが倒れていた。

アンナ「血が…！耳の傷が開いている」

ギルダ「それにすごい熱よ」

皆が集まって来る。

！もしかしてAはこのことを知って……！？

私は慌てて紙を開く。そこには……

〝Emma fever．They are allies．”(エマ熱ある。彼女らは味方)

彼女ら？味方？一体……

？「こっち」

声が聞こえて顔をあげれば、少女がいた。

もしかしてこの子が〝彼女″？

ギルダ「え？」

？「こっちよ」