【約束のネバーランド】転生したので頑張ります。２

59，脱獄への道5 ページ11

Side me


レイ「それにこれでいい……これがいいんだよ。俺は家族をずっと見殺しに…踏み台にしてきたんだから。
みんな……いい奴らだったのに、優しい人達だったのにな」


それは私も同じなのに！


エマ「待って」


レイ「動くな。いいか、エマにA。チャンスは1度きりだ、うまくやれ。
俺の命もノーマンの命も無駄にするなよ…頼むから」


そんなこと私達が、あの子達がさせない。ノーマンも生きてるもの。


レイ「あ…そうだ、忘れるところだった。やるよ」


エマ「これ…」


それは、家族の写真だった。


レイ「例の報酬(カメラ)で撮ったやつ。ストロボねぇからちょっと暗いけど」


ボーンボーン。


いよいよ脱獄の時だ、レイは絶対に止める。するとレイはマッチに火をつけた。


レイ「時間だ、俺はこれで12歳。呪いたい人生だったけど、お前らとの時間はすげぇ楽しかった」


エマ「ダメッやめて……」


レイ「ありがとう。バイバイA、エマ」


そう言ってレイは火の点いたマッチを手から離す。


A/エマ『「レーーーイ！！！」』


2人の叫び声がハウス中に響き渡った。

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