図書室の作家…rb ページ43
静かな図書室。私はいつもそこで小説を書いている。
放課後は誰も来ない。貸出し窓口は暇なのだ。
今日書くものの冒頭部分はどうしようか。たまには会話から始めてみようかななんて考える。長く時間がたってサラサラと書き始めた頃、頭上から声が降ってくる。
ロ「へぇ、物書きするんだ。」
ばっと顔をあげると同じクラスのロボロくん。手には本を持っているから貸出ししたいのだと分かる。
それにしたってばれた事がなによりも恥ずかしい。
ロ「……Aさん、俺のこと分かる？」
あ「わ、分かるよ……ロボロくんだよね？」
何も声を出せないで居たので不安に思ったらしい。答えれば良かったと微笑まれた。
そして興味津々に聞いてくる。
ロ「ね、どんな話書いとんの？」
貴方のお話ですなんて言えないから。「恋愛もの」とだけ答える。にっこりと笑って「女の子だもんな」って言うロボロくんは夕焼けに溶けそうなくらい眩しい。
ロ「Aさん、読ませてくれない？」
あ「え……恥ずかしいよ…。」
それから読ませて読ませないの口論が始まった。密かに想いを寄せてる彼にこれを読まれるわけにはいかないのだ。するとロボロくんが驚くことを言ってきた。
ロ「大丈夫だよ。いっつもここで書いてるでしょ？！」
あ「え？！」
彼は「やばっ」と言って口を隠し目をそらす。
ロ「…………俺、結構ここ来るから…」
そういう彼の頬は真っ赤に上気していた。そして、ぐっと手に力を入れたかと思うと
ロ「俺、教室でも君の事見てるよ。というか、それで気になって…図書室くるようになってん…。」
「ごめん、気持ち悪いよな」その発言は最後の方はだんだんと小さくなっていった。
それでも私は嬉しくて。
あ「……はい。これ、読んでいいよ、
誰の事書いてるかすぐ分かるから。」
不思議そうにペラペラと流し読みをしていくロボロくん。その顔はだんだんと驚きと嬉しさに染まっていく。
ロ「これ……。」
あ「うん。……ロボロくんのこと。」
すると彼は嬉しそうに笑って言った。
ロ「Aさんの気持ち、俺と一緒だと思っていい？」
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夜闇(プロフ) - 羅威那さん» 見ました...ありがとうございますかなり吐血並でした(^q^) (2018年3月22日 18時) (
レス) id: 4ac3d00286 (このIDを非表示/違反報告)
羅威那(プロフ) - 夜闇さん» そう言っていただけると嬉しいです。続編で鬱の溺愛かいた(つもり)なので良かったらぞうぞ！ (2018年3月22日 18時) (レス) id: eebf109561 (このIDを非表示/違反報告)
夜闇(プロフ) - 羅威那さん» いや！やってくれるだけでも十分優しいです！！ (2018年3月22日 13時) (レス) id: 4ac3d00286 (このIDを非表示/違反報告)
羅威那(プロフ) - 夜闇さん» そんな事ないですよwお話し思い付き次第更新ということは後回しになるかもしれないんですよ？本当に優しかったらリク消化を最優先ですからw (2018年3月22日 10時) (レス) id: eebf109561 (このIDを非表示/違反報告)
夜闇(プロフ) - 羅威那さん» はい！全然大丈夫ですよ、ありがとうございます、作者さん優しすぎです惚れます... (2018年3月21日 21時) (レス) id: 4ac3d00286 (このIDを非表示/違反報告)
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