楽しい遊戯1…gr ページ4
※軍パロ
小さい頃よく遊んだ奴がいた。
そいつは楽しい事が何よりも好きで、
つまらない事が何よりも嫌いだった。
国と国の間にある小さな教会で朝から晩まで遊んだ。
かくれんぼからトランプ、テーブルゲーム、勝ち負けがあるものはなんでもやった。
しかし、俺はあいつに負けてばかりだった。
ポーカーをやれば顔に出ると言われ、
チェスをやれば手の内が見えると言われた。
唯一勝てたのはかくれんぼだけだ。
グ「まるで狐みたいだな、A。」
あ「有難う。グルッペンは強いけど私程じゃないね。」
あの花のような笑顔を忘れたことはない。
そんな幼少期から随分と時が経ち俺は一国の王となった。もと居た国の隣に俺自身の国を建て戦争までやることになった。
グ「この戦争で勝って国を大きくしよう。」
ト「戦争もいいですけど、書類書いて下さいよ。」
グ「それはお前に任せる。それから、Aという名前の女は生かしたまま俺の所まで連れてこい。」
トントンの大きなため息を背に自室から出る。
Aはどうしているだろうか。戦争するのはいい。だが、あいつは居なくなるには惜しい奴だ。是非、俺の手助けをしてほしいものだ。
廊下を歩いていると一人の兵が戦況が危ういという情報を持ってきた。なんでも女の軍師が出てきたらしい。その女軍師は相当な策士のようで、前線から撤退することが多くなった。皆で会議を開きうんうんと頭を悩ます。
グ「くそっ……この俺が…。」
ト「まるで狐や……。一気に勝てんくなっとんで。」
グ「……トントン。お前、今なんて言った？」
ト「いや、狐やって。」
俺のもと居た国で勝てなかった女で、しかも狐だと？そんな奴、たった一人しかいない。
笑いが込み上げる。
グ「どうりで勝てない訳だ。相手が相手だ。」
皆に本気で心配された。大丈夫か、気が狂ったのかと言われるが、今はどうでもいい。
やっと見つけることが出来たのだ。
グ「すぐ戻る！待ってろ。もうこれで負けることはないゾ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 607人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜闇(プロフ) - 羅威那さん» 見ました...ありがとうございますかなり吐血並でした(^q^) (2018年3月22日 18時) (
レス) id: 4ac3d00286 (このIDを非表示/違反報告)
羅威那(プロフ) - 夜闇さん» そう言っていただけると嬉しいです。続編で鬱の溺愛かいた(つもり)なので良かったらぞうぞ！ (2018年3月22日 18時) (レス) id: eebf109561 (このIDを非表示/違反報告)
夜闇(プロフ) - 羅威那さん» いや！やってくれるだけでも十分優しいです！！ (2018年3月22日 13時) (レス) id: 4ac3d00286 (このIDを非表示/違反報告)
羅威那(プロフ) - 夜闇さん» そんな事ないですよwお話し思い付き次第更新ということは後回しになるかもしれないんですよ？本当に優しかったらリク消化を最優先ですからw (2018年3月22日 10時) (レス) id: eebf109561 (このIDを非表示/違反報告)
夜闇(プロフ) - 羅威那さん» はい！全然大丈夫ですよ、ありがとうございます、作者さん優しすぎです惚れます... (2018年3月21日 21時) (レス) id: 4ac3d00286 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
