79 寝不足な朝 new ページ35
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眠い…
眠い…
あれから色々考えてたら眠れなくて。
それならと今日の用意をあれこれしてたら。
眠ったのは真夜中で
♪ジリリリリリリリリリ
♪ジリリリリリリリリリ
あーもう！
煩いっててば！
やっとのことで目覚ましを止めた。
スマホを見ると8時過ぎてる。
うわぁ
ヤバっ…
遅刻…
昨日私、櫻井になんて言ったっけ？
二宮先生のところに直行するって言ったっけ？
会社に寄ってから行くって言ったっけ？
覚醒しない頭で考える。
あ！
交通費の清算もしたいし、他の仕事の確認もあるかもだから、今日は会社行かなきゃいけないんだった。
とりあえずスマホをチェック。
案の定、二宮先生から連絡きてた。
あれから知り合いと飲見に行って、寝たのは朝だから昼頃来て起こすこと。
お昼ご飯は二日酔いでも食べれるものにして。
夜は任せる。
はいはい、そうですか。
相変わらず人使いが荒い。
3日目にして、激辛麻婆豆腐作ってやろうかって気分になったけど、とりあえずやめておこう。
雅紀が言ってた
ちょっとひねてるところあるけどってのは当たってるけどさ。
誰よりも優しくて、ナイーブで寂しがりやで、根はいい奴。
え？
どこが？
雅紀、嘘言ってるんじゃないわよ。
って思うんですけど。
まぁ、まだ3日目だし、私の知らない面もあるんでしょ。
これもお仕事。
あの素敵な恋愛小説を、誰よりも先に読む為なら頑張るわ。
って言い聞かせる。
昼ごろ着けばばいいって事は、とりあえず会社に行ってからでいいのね。
急いで支度して会社に向かう。
昨日の夜仕込んで焼いたパンを
口の中に放り込んだ。
パンを焼くのはストレス解消になるから好きなのよね。
余分に焼いたから、二宮和也の家で
冷凍しておこう。
なんて思ってしまう自分がいて、ちょっと呆れてる。
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作者名：☆さく☆
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hiro2215
作成日時：2016年6月10日 15時
