エピローグ ページ8
何かを知っているだろう麻野に限って倒れてしまった。
五人はどうなってしまうのか…
----------
☆
｢うぅっ…｣
｢やっと起きた！お前大丈夫かよ。あの後軽く一時間近く気失ってたぞ｣
｢…え？確か、狭間と別れて…それで…｣
麻野は、倒れるまでの記憶はあるようだ。
そして、矢野のことを疑ったところまでを説明すると、いきなり立ち上がって矢野を睨みつけた。
｢お前…本当に矢野龍尋なのか？｣
｢うん。他に誰がいるって言うんだよ。｣
｢…はぁ。どうしてだ？どうしてお前はまだ彰宏の中にいる!?｣
｢そんなのどうだっていいじゃないか。とにかく早く次に行かないと。もうじきここも危なくなる気がするよ｣
｢…じゃあさっさと行こうじゃないか。｣
矢野と麻野はさっさと歩いていくが、藍川とと板見と山咲は、唖然としてなかなか歩き出せなかった。
☆
どうやら最後であろう扉が目の前に現れた。
そして板見がまたもや扉に書かれている文字を見つけた。
｢1A…？｣
｢そういや前もそんなのあったな。前回は確か…4Aだったか？｣
｢数が減っている…ということは!!｣
｢外に出られるかもしれない!!｣
｢…よし、開けるぞ。｣
矢野が扉を開けた。
するとそこには、透き通るような青空と、いつもの公園があった。
｢よっしゃあああっ!!｣
矢野が喜んだ。
そんな矢野の姿を見て、麻野以外は驚いた。
だが、もうそんなことはどうでも良かった。
時計を見ると、お昼を回っていて、ちょうど鐘がなったところだった。
そして、後ろを振り返ると、そこにはもう扉はなかった。
｢助かったん…だよね？｣
｢そうみたい！｣
｢っしゃ！家帰って飯食って風呂入って寝ようぜ。｣
｢そうしよう!!!｣
五人は無事抜け出すことができた。
そして、麻野と龍尋の関係が明かされたのは、その1ヶ月後だった。
龍尋も彰宏に戻り、みんなで仲良く卒業までたどり着いた。
先に卒業した藍川の背中を追って…
----------
MysteryWorld END
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆーる(プロフ) - 西木野 にこさん» ありがとうございます!!コメントの返し方がわからずやっとのことで返信できました(/Д`;これからも読んでくださると嬉しいです(^^♪ (2015年6月22日 17時) (
レス) id: 39d7a499b3 (このIDを非表示/違反報告)
西木野 にこ - プリ画で見ました！この小説面白いですね。これからも読むので最新楽しみにしています。がんばってください。 (2015年5月8日 22時) (レス) id: ecb3bd9349 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆーる | 作成日時：2015年5月6日 20時
