もっとも勇敢だったと言われる女武将、此処に参戦っ！！！ー2ー【新・信長公記】

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吉岡視点

織田「ではこれを食え」

差し出したのはアメリカンドッグ。

1つは明智に、1つはうちにくれた。

明智「ありがとう」

『さんきゅ』

織田「ケチャップもたっぷりとかけろ」

明智「あ、ケチャップは苦手なんだ」

織田「え？」

てかどっから取り出したそのケチャップ。

固まる織田を気にせずアメリカンドッグを口いっぱい頬張る明智。

明智「んー！僕アメリカンドッグ大好きなんだ！」

くそ、不覚にも可愛いと思った()

てかアメリカンの発音いいね。

なんで？()

すると固まっていた織田が明智のアメリカンドッグに手を伸ばした。

織田「返せ」

明智「ん！？」

織田「貴様にはやらん」

明智「なんで！？」

ケチャップ嫌いはそんなに嫌なのか…。

織田「ふざけるな返せ！」

明智「僕のアメリカンドッグ！」

『ぷっ、あはは！！明智、うちんやるけん！
(ぷっ、あはは！！明智、うちのやるから！)』

織田「Aも明智を甘やかすな返せ！」

『すらごと飛び火酷うね！？ちょ、力強い！！
(嘘飛び火酷くね！？ちょ、力強い！！)』

どういう訳かうちのアメリカンドッグも巻き込まれ三人で攻防戦がずっと夜続いた。

てか甘やかしてなんかないし！！

結局疲れ果てたうちらは結局仲良くアメリカンドッグを食べ、それぞれ読書スペースに横になり寝た。

その日は珍しく夢を見た。





明智「寝てるよ」

明智…？

明智がそう呼んだ先に徳川がいた。

手にはバールを持ってる。

嘘、まさか…！！

徳川「そのまま永遠に眠れ」

その言葉と共にガンガン殴りつける音がする。

『やめろ！！』

此処にいるのに、なんで聞こえないの…！？

明智「信長くん…」

あけ、ち…？

明智「僕を信じた君が悪い」

な、なんっ…！！





『何じ裏切った明智！！』ｶﾞﾊﾞｯ

は、夢…？

『織田は、いる…生きち、る…明智…！！』

なるべく音を立てないように明智が寝ている場所へいく、覗き込むように見ればしっかり寝ていた。

思い過ごし、か？

なん、で…。

すると勢いよく図書室のドアが開く音がした。

みやび「信長くん！信長くんご無事ですか信長くん！」

すると焦ったようにみやびちゃんが来た。

『そげえ焦っちどげえしたのみやびちゃん
(そんなに焦ってどうしたのみやびちゃん)』

みやび「…夢で、明智くんが裏切る夢を…」

うちと一緒…？？

『織田ならそこに…』

みやび「信長くん！？大丈夫ですか信長くん！信長くん！」

織田「んー…」

みやび「え、あれ」

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