【本編】迷い犬の鬼殺奇譚・改【リレー小説】

.ニゲラの花と共に歩み行く先【フォルセル・ノア・チェル/ゆきみ*】 ページ5

___理由は単純。【信者がいなから】

私の異能力は、自分を信じたものの精神を操り、自身を信仰させるもの
すなわち、異能力者に嫌われる異能力。精神操作
自分を信じたものの、大半は信者だ

ここに来たものに信者はいない

すなわち、私の異能力は今は無能の力に過ぎない


まぁ、自分を信じさせることもできるので、このことには問題は多少ないに等しい


問題は他にある

天人五衰のメンバーと一緒に生活しなければいけないことだった

否、生活はしなくてはいいのだが、見知らぬ此処では多少の協力はせねばならない

出来れば一人で居たいものだが、この変人達と居なければならない


そもそも、私が知っている限り、異能力は変人に近いものが多い


思い浮かべるだけでも沢山いる

包帯を巻き付けては、汚れがしい作戦を練ってくる偽善者

そんな偽善者が好きな、我ら天人五衰所属の大体は冷静な者

理想理想五月蝿い者

六月で三十五人殺めたのにも関わらず無鉄砲に生きてる者

他者の不幸を心から喜ぶ者

心が読めたと思いきや意味不明な行動をしては、私を困惑させる人間のような者と多種多彩。

中にはロリコンだっている


きっと、私もその変人の1人なんだろうなとは思う。だからといって同類にはして欲しくない


そして、天人五衰も変人の集まりに近い。そんな奴らと今後協力など、考えたくもないものだった




また、この世界には鬼殺隊というものがあり、鬼を倒してゆくらしい

その鬼殺隊と協力するかしないか。それは、この生活を大きく左右させる

鬼殺隊には武装探偵社などがいるらしいが、私はどっちでも良かった

どちらにもつかず、鬼も人も私の信者にする。
それが、私のしたいことだったが、ここは他の者の意見も決めてからでもいいだろう



それでも、信者は私には無くてはならない

運動が苦手な私からしては、この物騒な世界は生きて行けない



私は、また一つ前へと進んだ

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