.アシュガの花は貴女に送る【末広霊/ゆきみ*】 ページ17
__そう言えば……異能技師による生体手術…大丈夫なのかな…__
送り犬の背中に乗って皆を探しに行く
送り犬の背中は体毛でふかふかなのでとっても座り心地は最高
できるだけ早く追いかけて。と言っているから、スピードも速くて風が気持ちいい
速く追い付かないと皆何処かに行ってしまう
そもそも、私達、猟犬は異能技師による生体手術をおこなっているので、身体能力は尋常ではない。
そう、人間とはかけ離れているぐらいに…
だから、走られたりでもしたら、追いかけるのが難しくなり鬼子事状態になってしまう
そう言えばだけど…異能技師による生体手術は大丈夫なのかな
私達は月に一度、異能技師による生体手術を受けないと簡単に言えば亡くなる
さっき、幽霊ちゃん達に聞いたが、此処は私達がいた世界ではないみたいなのだ
厳密に言えば世界が違うのではなく、時代が違う
なので、此処を一ヶ月で帰れるかなんて解らない
しかも、私はこの生体手術については詳しくない
だから、後で隊長に聞かないと…
えっ…大丈夫だよね…、こんな所で死にたくないんだけど……、
否、もう半分は死んでるか私
そんなことを考えている内に、二人の声が聞こえた
送り犬に「……有り難うね。」と伝えて降りる
送り犬は別れる際、感謝を伝えなければいけない妖怪だからだ
降りるのにも理由はある。
他の人は妖怪が見えない。だから今、私を他の人が見るならば、謎に宙に浮かぶ変人になる
降り終わり二人に声を掛ける
「……し、修…、お兄ちゃんっ…、」
二人は声に気づいたのか振り返る
誰かと合流できたからかホッと胸なった
「霊、よく此処がわかったな」
お兄ちゃんがそう言うと、続けるように修が、「異能力だろ」と言う
「修…ピンポーン。」
手と腕を使って◯を描いて正解と、伝える
その調子で次に近い人の所に行きたい
次に近いのは…条野さんだ
私達の存在を音で聞き分けたのか、此方に速攻で近づいている
多分、動かなくても直ぐに付くぐらいに速い
他の人達もそれ程遠くないので、大丈夫
生体手術のことは…皆が集まってからにしようっと
ガサっと、物音がした。多分条野さんだ
あっ…絶対条野さん。幽霊が、そう言ってるから
後…三人。道造くんはどうするのかわからないから、抜けての三人
……待って、鈴子路姐さん、そっち逆方向…
どうしよう。他の人達は合流しそうなのに…ものすごいスピードで遠ざかってくよ…
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魑魅 零(プロフ) - 更新しました (3月8日 13時) (レス) id: 9560c26e60 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅 零(プロフ) - 更新します (3月8日 13時) (レス) id: 9560c26e60 (このIDを非表示/違反報告)
白井直(プロフ) - 更新しました! (12月23日 9時) (レス) id: 97d9ce38f9 (このIDを非表示/違反報告)
白井直(プロフ) - 更新します! (12月23日 8時) (レス) id: a16c2d859c (このIDを非表示/違反報告)
朝宮藍良@スランプ中(プロフ) - 更新しました・・・! (12月22日 15時) (レス) id: 25ee4b6236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷い犬の鬼殺奇譚参加者一同 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/BNGUKMT/
作成日時:2023年10月24日 17時