ゆめつげ【名探偵コナン短編】

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時は経って数年後★
なんか単車をブンブン言わせてたら事故っちゃった☆
目覚めたら病室！
まさか現実で『ここはどこ？』をやることになるとは思わなかった！
枕元の携帯を見ると、そこにはあり得ない数の通知が！
しばらく観察しているとちょうど電話が掛かってきた。

「はーい、悪の華キールちゃんここに見★参」

『テメェ…！今まで何しやがってた』

「今まで？FBIに追っかけられて意識不明の重体ですが？？？何か？文句でも？？？」

『…気合いで起き上がれ』

「ホーーーー？？？人間辞めろと？マジで冗談はよし子さん。バーボンじゃないんだから無理に決まってるでしょう？」

『………』

『ジン、代わって下さい。…もしもし？』

「あれ？昭和のお約束ネタ来ちゃう？電話してたら話題のご本人様居るとかそういう古いネタやっちゃう？無いわー、マジ無いわー。流石バーボン、ゴリラなだけある！……ハッ！ごめん！やっぱ今の嘘！」

『やっと失礼なことに気が付きましたか……』

「そうよね！失礼よね！＿＿＿ゴリラに！！」

『あ"？』

「ヒエッ」

『……まあ、良いでしょう。要件だけ伝えますね…単刀直入に言うと、貴女は鼠の疑いがかかっています』

「Why ?」

えっ、何で？？
本堂ちゃん知らない間に何かやらかした？？
それかCIAがやらかした？？
あれ？どっちにしろこの状況ヤバない？

『貴女だけは絶対にあり得ないと言ったんですがねぇ…まず、キール。貴女は今、御自身の状況をどのように解釈していますか』

「おっとォ？ナチュラルに罵倒されたぞォ？…いいや無視しよ。状況ねぇ…うーん……FBIに追っかけられてー、そんで…ここ病院かぁ。今まで私は意識不明…ってことは私、誰かに運ばれた？」

『そう、そこです。』

「ほへ？」

『貴女、「FBIに追いかけられた」と言いましたね？』

「お、おう」

『つまり…＿＿貴女がFBIと繋がっているのではないか、と』

「はあ？」

『まあ、そうなりますよね』

『これに関しては俺も疑いはしない……だが、お前を知らない他の奴らが煩くてな…』

『…だ、そうです。ということで、信頼を得たいのであれば我々組織の力を借りずにそこを脱け出して下さい。…おっと、時間も無いので切りますよ』

「…はぁ！？ちょっ、待っ、＿＿容赦なく切りやがったあのゴリラ！！！」

無情にも響く通話終了の音。
この状況を１人でどうにかする？
馬ッッッ鹿じゃねぇの！！？？


はは、＿＿久しぶりにキレちまったよ…

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