Fight or fight !! ページ1
「親父!!」
「はっはっは、いいじゃないか。俺は生きてるんだ」
「そういう問題じゃない!」
「いやあ、降谷君に感謝だ!」
「降谷くん!今すぐこの縄をほどいてくれ!」
ド 修 羅 場 で あ る 。
(解放、する?)
【いいや、やめとけ】
(おっけー、……___と見せかけて解放!)
【あーあ……】
「ありがとう、降谷くん……父さん、覚悟は出来てるな?」
「息子がどれだけ成長したか、見ものだな?」
そしてどちらからともなく、ジークンドーの構えをとる。
うん。これ本当に解放して大丈夫だったかな?
二人とも殺る気MAX!って感じだけど。
あと、ただ単にお互いへの接し方がわからない、っていうのをぶつけようとしてる?
(思春期の親子かってんだばーーーか)
【時間は?】
(余裕大アリ。日付が変わるまでだったらね……ま、六時間も戦うとは思えないけどさ)
とか言いつつも、ことの発端は降谷零である。
例の『スコッチの件でお恨み申し上げています』発言により、赤井秀一がそれは勘違いだと言ったのだ。
まあ勘違いと言ったら勘違いではある。景光生きてるし。
…が、正確には私が景光と赤井秀一に騙された感が否めなかったから勝手に言ってるだけである。
マジで絶許ー殺意殺意ー!って感じではないからそこは安心。
(うっわ、マジでおっ始めやがったよ…んー、実力はあんまり変わらないか…?)
【長引きそうだな。止めるか?】
(いいや、別に良いよ……___と見せかけて突撃!)
【あーあ……っておいッ!?】
(あとは任せたよ!)
喧嘩中の赤井親子の1m程手前で体の主導権を譲る。私の技術であの怪獣大戦争(親子喧嘩)を止められるとでも?
ロスタイム無しですぐに意識が切り替わった。
「あーー、くっそ!」
(__覚えてろよ****!)
【知ーらな……ぶっふぉ】
顔のネコチャンの落書き消させるの忘れてた!
体に主導権は無くとも、表情筋がピクピクしてるのが伝わる。
表に出して大笑いしないのが
彼は
よくそんなことが咄嗟に出来るものだ、と他人事の様に考える。まあ実際、動いてるのは私じゃないから当然なんだけど。
【いやあ、強い相棒がいると楽が出来るねぇ】
(お前、本当に良い性格してるよ…!)
当然の様に避けられた飛び蹴りを気にすることなく、彼は片足を地に着けて軸足とし、回し蹴りをする。体幹がおかしい。
やっぱりこの男、人間辞めてるな。
Parent-child quarrel, gorilla and fried rice !!→
きょうのらっきーめいげん
どうでもいいけど鬼滅の刃って面白いよね。継国兄弟の巌勝お兄ちゃんを推してます。鬼なのに人間らしいのがすごいすき。そういう意味では獪岳きゅんもすごいいい。
26人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイスある - めっちゃ面白いです!もっと早くこの作品に出会いたかった!更新待ってます。もっと評価されてほしい!! (2021年3月30日 19時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)
Nir(プロフ) - 妹系長女さん» いつも応援ありがとうございます!最近は別作品を更新するのが楽しくなっちゃって…でもこの作品はいつかきちんと完結させるつもりですので、しばらくお付き合いください! (2020年2月20日 0時) (レス) id: 6e48c57581 (このIDを非表示/違反報告)
妹系長女 - 久し振りに更新されてるか確認したら更新されてて心の中で躍り狂った (2020年2月5日 21時) (レス) id: 2d0849d162 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Nir | 作成日時:2019年12月6日 0時