【有栖川帝統】神様ギャンブラー【ヒプマイ】

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貴方side


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合点がいった。
ポッセのラムダさんね。理解した。


「えっと、ディビジョンラップバトル？の事はよくわからないですけど…乱数さん？は存じ上げてます」


乱「そ〜なの？！かわいいおねーさんに知ってもらえてるなんて、嬉しいなっ！」


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何この人、あざとい()
それにさっきおねーさん置いてホテル出てきたって…。
多分、「そーいう」ホテル…だよね？怖…。



乱「で、帝統？名前ちゃん見るからに高校生って感じだけど平日の朝からなにしてるの〜？」

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ご も っ と も 。


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帝「あ〜…いろいろあってよ。昨日勝ったし今日は名前、学校サボって俺と遊ぶってことになったんだよ」


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半ば強制…というか帝統さんが「サボってもいーかな」って気にさせるのが悪い。

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乱「そ〜なんだ！ま、たまにはそーゆー息抜きも必要だよねっ！」



乱数さん、優しい。


「あはは…でもまだどこのお店も開いてなくてどうしようって話してた所なんですよ」


乱「たしかにまだ8時過ぎだもんね〜。…あ！ボクいいこと思いついちゃった！」


帝「なんだ？」


乱「今から僕の事務所においでよ！ボク仕事しなきゃだけど、お茶とお菓子くらいは出すよ！」


帝「ほんとか？！助かるぜ〜！」




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え？事務所？
乱数さんって何してる人なの？




乱「あっ、ボクファッションデザイナーなんだ〜！ボク個人の事務所があるからお店が開く時間までゆっくりしていってよ！」


ふぁっしょんでざいなー…
凄いな。
正直、「事務所においで」っていうのは有難いけど…。


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「そ、そんな…お仕事の邪魔になったら悪いですよ」


乱「だ〜いじょうぶ！よし！早速行こ〜！」



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そう言って私と帝統さんの手を引いて歩き出す乱数さんはとっても楽しそうで。


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おねーさんを置いてくる怖い人かと思ってたけど。


帝統さんのお友達の素敵な人に出会えて、ちょっとワクワクしてる自分に驚いたり。

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