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貴方side
…と、あの後ハナからの連絡もひと段落してご飯食べたりお風呂入ったりして。
すぐに寝ちゃって気付いたら朝。
…今日も誰一人知り合いもいない教室に行かなきゃなのかあ。
そう思うと途端に憂鬱が募って布団から出られなくなる。
「でも、行かなきゃ……」
部屋の中で独り言を呟きながらやっとのことで出た布団。
あぁ、恋しきかな布団。片時もあなたと離れたくない。
…これが恋か?(ちがう)
母「名前〜?起きてる?朝ご飯用意できてるよ〜!!」
階下から響くお母さんの声。適当に返事をして部屋を出る。
美味しい朝ごはんにちょっとだけ勇気をもらって。
髪、メイク、その他諸々準備をして家を出る。
わたし、偉すぎるな。
.
.
「いってきまーす」
そう声をかけつつ家のドアを開けた瞬間、鼻にふわっと香る春の空気。
.
少し暖かくて優しい風が私の髪を揺らした。
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めゃ(プロフ) - 忍狼さん» 忍狼さん、はじめまして!コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しい限りです( ; ; )なるべくたくさん更新できるように頑張ります! (2022年7月16日 3時) (レス) @page19 id: 7e801ff841 (このIDを非表示/違反報告)
忍狼 - 初めまして!見ていると面白いので頑張っててね! (2022年7月13日 14時) (レス) id: aba775bb80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めゃ | 作成日時:2020年4月14日 4時