22 ページ23
貴方side
「わーー!赤こうらやだー!」
幻「小生に勝とうだなんて100年早いんですよ…!」
.
思った以上に白熱したマリ〇大会。
私と幻太郎くんの実力はとんとんで超面白かった。
幻「久々にやるとこういうのも楽しいものですね」
「そうだね、幻太郎くんがゲーム持ってるの意外だったけど」
幻「多分なにかの気の迷いで買ったんでしょうね」
「お金持ち滅べ」
幻「やだぁ」(女声)
「やだぁじゃないのよげんたろ子。」
幻「嫌でございまし〜滅べだなんて野蛮ですわ!」
和服の袖に手を隠し、そのまま口元も隠す幻太郎くん。
その仕草、妙に色っぽいのが嫌だよね。
なんか女として負けた気がする………((
「げんたろ子。次何しようか?」
幻「げんたろ子はそろそろ晩御飯の準備ですかね、何か食べたいのあります?」
「え"っ"、晩御飯か〜。正直あんまりお腹すいてない、かも」
普段夜は特にまともに食べてないからあんまりお腹減らないんだよね。
てかそろそろげんたろ子につっこんでくれよ。
幻「そうですか…。仕方ないですね、今日は貴方の好物でも、と思ってたんですけど」
「好物…?」
幻「はい。貴方の好きなパスタです」
「えぇ、たべたい、けど…」
うーん、と煮え切らない私を見兼ねてか幻太郎くんは「量は少なくしますから」と言ってキッチンに行った。
あんまり何もかもやってもらうのは罪悪感が凄いので私もあとに続く。
.
「手伝う」
幻「おや、いいですよ、待っててください」
「んーん、今日なんか色々やってもらってばっかりだし。そもそも昨日大迷惑かけたし」
幻「…。そうですか、ではこれ切って貰えますか」
「はーい」
16人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めゃ | 作成日時:2020年1月27日 18時