第87話:性別 ページ41
医務室
ｸﾛｳﾘｰ「ユウさん、貴女女性だったんですか！！？」
3人が驚いて後を振り向く中、僕は前だけを隠して医務室の先生に魔法薬の塗り薬を背中にたっっぷりと塗られていた
ついでに他の古傷にも……
『私がいつ男だと言ったんだい？』
ｸﾛｳﾘｰ「そうですけど！！そうですけども！！」
………ふむ、この様子だと他の人も僕を男と勘違いしていそうだねぇ
まぁ、性別なんてどうでもいいのだけど
トレイ「お、俺は女の子のいる寮にあの2人に外泊許可を出していたのか……」
リドル「オーバーブロットしていたとは言え、2度も物理魔法を……」
落胆する2人と頭を抱え込むクロウリーくん
…………そんなに気にすることかい？？？
推測だけれど…まだ誰も気付いていないとは思うのだよねぇ……
女の子のように小さくて華奢な身体…という訳でもないし
『女と言うだけで何が変わるって言うんだい…？生徒な事にも、後輩な事にも、友達な事にも、何も変わりはないだろう』
リドル「そ、それはそうだけど……」
ｸﾛｳﾘｰ「流石に女性をあのオンボロ寮…と言うわけにはいきませんよ」
『男子生徒だったらいいのかい？クロウリーくん、君は学園長という立場があるのだよ。長が誰かに肩入れしてはいけない。それは秩序の崩落を招きかねないことさ。生徒に肩入れをして良い時…それはその生徒が助けを求めているときだけだと思うよ』
ｸﾛｳﾘｰ「…………」
傷口にたっっっっぷりと薬品を塗られた僕は全身ミイラ状態になるほど包帯を巻き、医務室にあった大きめのシャツに腕を通した
薬品は塗られ過ぎていてなんだか気持ちが悪い…
先生に話をきくところ、安静にしていれば傷跡は綺麗さっぱり消えるらしい
……魔法って凄いよねぇ
『ほら、次はリドルが診てもらう番だよ。服は着たからもう後を向く必要性はないだろう？』
リドル「う、うん…」
若干彼の顔が赤いのは泣いたからなのか、僕の需要のない裸を見たからかなのかはわからないけれど目を合わせてくれることはなかった
リドルはどうやら身体への負担が大きいだけらしく、十分な休息を取れば回復するらしい
ふぅ…良かった
“ｶﾞｼｯ”
トレイ「何処へ行く気だ？ユウ」
『え、薔薇の刺ジ殺をしにハーツラビュルへ戻るのだよ』
ｸﾛｳﾘｰ「貴女本当飽きませんね！？」
リドル「…行ったら、友達解消ね」
『それはズルイ！！』
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あ - キャラが文ストの太宰治みたいですね (8月19日 21時) (
レス) @page5 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの皮 - 3以外消えていますけど大丈夫ですか？でも面白かったです！ (6月20日 0時) (レス) id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 3以外のシリーズが消えていますが大丈夫ですか？何があったのかは分かりませんが、頑張ってください！ (2023年1月25日 22時) (レス) id: b758d3b9e4 (このIDを非表示/違反報告)
初 。(プロフ) - 作者様、3以外のシリーズが消えてますが大丈夫ですか？？このシリーズとても好きで読み返しに来れば削除されていて残念です…。 (2022年3月13日 23時) (レス) id: 8fa79c3961 (このIDを非表示/違反報告)
狂歌 - 作者様、見ているか分かりませんがこれだけ伝えさせて下さい。このシリーズ大好きです!! (2021年8月9日 16時) (レス) id: 82435b515f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年5月27日 17時
