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金平糖が3個 ページ4

スバル side

**



『ん〜!美味しいぃ〜!!』

無事、虹色金平糖を手に入れたAはいつになく上機嫌だ。


『スバルも1つどうぞ!』

虹色の金平糖を差し出され、とりあえず、ありがとう、と受け取る。



口に入れると、甘さが口の中に広がる。
疲れているからか、いつもより甘く感じる。



『どう?美味しいでしょ?』

子供のような無邪気な笑顔で、俺の顔を見るA。


「うん、美味しいよ」


微笑んで言えば、少し表情を曇らせるA。


あれ、俺可笑しなこと言ったっけ?



Aは鞄から財布を取りだし、

はい、と俺の手のひらに10円玉をのせる。



『ごめん、さすがに疲れたよね?』

無理に付き合わせてごめん、と再度謝る。



なんだ、そういうことか…


「あはは〜☆確かに少し疲れたけど、まだまだ動けるよ〜」

にこっ、と笑えば、Aの表情が明るくなる。




.








『スバルはさー…キラキラしたもの好きだよね…』


バスの時間までまだ余裕があるので、近くの公園のベンチで休憩していると、いきなりAがそう問いかけた。



「うん!キラキラしたの大好き〜♪」


先程Aから貰った10円玉を眺める。



『じゃあさ、金平糖も好きだよね?』


「え…?」



キラキラしたものから金平糖へと話が変わり驚きを隠せない。



『ほら、見て』

1つ金平糖を摘まみ、太陽の方へと高くあげる。


『太陽に照らされると、こんなにもキラキラだよ!』


確かに太陽の光を反射した金平糖は、キラキラしてて綺麗だった。



「ホントだ…」


そう呟くと、でしょ!と顔を綻ばせるA。



俺からみたらAの笑顔の方が、何十倍もキラキラしてる。なんて…笑



**

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すのーどろっぷ(プロフ) - 蒼穹さん» 蒼穹さん…!お久しぶりです!!ふわぁあありがとうございます!!そう言ってくださってとっても嬉しいです;;私も蒼穹さんの作品大好きです!!! (2018年4月8日 15時) (レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
蒼穹(プロフ) - すのーどろっぷさんの作品大好きです!これからも応援してます! (2018年4月8日 15時) (レス) id: eb735c49c8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼穹(プロフ) - お久しぶりです!読むとか言っときながら…いろいろあって今さっき読み終わりました…遅くなってすみません…面白かったです!私にはこんな元気な夢主さん書けないからすごいなぁ…と思いました…またほかの作品も時間かかると思いますが読みます! (2018年4月8日 15時) (レス) id: eb735c49c8 (このIDを非表示/違反報告)
すのーどろっぷ(プロフ) - 歌菜子さん» 了解です^^* (2018年1月14日 20時) (レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
歌菜子 - すのーどろっぷさん» あ、解りました!これからあとの話は小説のメモ部分で話しましょう (2018年1月14日 20時) (レス) id: dcd9ed9c83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すのーどろっぷ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年12月28日 0時

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