25.ななさんと赤髪さん ページ25
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只でさえ混乱状態の脳内が更に更にと混乱していきます。
『あ、あの……』
取り合えず言葉を発しようと口を開いた瞬間。
ﾊﾞﾝｯ!!!!
「だぁかぁらぁ！私はなるちゃんを探しに行かなきゃいけないの！！
あんたに構ってる時間なんて皆無！！！」
大きな音をたてながら扉が開かれ、隣の楽屋から出てきたのは……
.
『な、なさん…？』
私が見間違える筈がありません。
正真正銘、ななさんがKnights隣の楽屋から出て来ました。
その証拠に、
「なる、ちゃん……！」
ななさんは私の名を呼びました。
心底驚いた表情をした後、
まずい、というように私から眼を反らしたななさん。
「ン？もしかしテ、あの子ガさっき言っていた友達？」
ななさんの後ろから、ひょこ、と顔を出したのは、
赤い髪に白のメッシュ、琥珀色の瞳、少し違和感がある喋り方をする御方。
「お願いだからあんたはこないで！
更にややこしくなる！」
「そんナつれないこと言わないでヨ〜」
ななさんは直ぐ様赤髪さんと口喧嘩(？)を始めました。
「えっと……あのgirlは成瀬さんのご友人なのですよね？
Switchのleaderと知り合いなのですか？」
隣で私と同様に首をかしげる朱桜様。
『ん〜…しかし、ななさんはアイドルに興味が無い、と仰っていました。
知り合いでしたら一体何時知り合ったのか疑問です。』
そうですか、と更に首をかしげる朱桜様。
すると、
「なるちゃん！
えっと、この事は後でゆ〜っくり話すから、一旦帰ろっか！」
ななさんに強引に手を引かれ、出口の方へと進んで行きます。
『あっ……す、朱桜様……！』
別れの挨拶をしていない、と思い顔だけ後ろを向くと、
朱桜様は、気にしないで、と言うように微笑み手を振ってくださいました。
勿論、私も手を控えめに振り返しました。
『ななさんは、あの御方に挨拶しなくて良かったのですか…？』
スピードを緩めず、歩き続けるななさんに問い掛けます。
すると急に立ち止まり、私は止まれずななさんにぶつかってしまいました。
『あ、ごめんなさ………「やっぱ…」え…？』
謝ろうとした瞬間、ななさんに遮られます。
「やっぱ、挨拶はした方が良かったのかな…？
嫌われちゃったかな……？」
後悔している、という感情を表情全面に表し、弱々しく呟くななさん。
『大丈夫ですよ、今度御会いした時にしっかりと挨拶すれば良いだけです。』
こんなにも律儀で良い子のななさんを嫌う人なんて早々居ません。
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すのーどろっぷ(プロフ) - 蒼穹さん» わぁあああありがとうございます！！胸きゅんをお届けできてよかったです^^* (2017年12月31日 0時) (
レス) id: 9445aaa6c2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼穹(プロフ) - 司くんがヤバい(語彙力)久しぶりにキュンキュンしたよ！ (2017年12月31日 0時) (レス) id: 52262e91ae (このIDを非表示/違反報告)
すのーどろっぷ(プロフ) - 遥さん» 遥さん…!!嬉しいお言葉ありがとうございます!!私も遥さんの作品(零さんの小説等)読ませていただいております!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - すのーどろっぷさん、完結おめでとうございます＆番外編待ってました…！これからも読ませてもらいます♪ (2017年12月2日 21時) (レス) id: 59201c6d0a (このIDを非表示/違反報告)
すのーどろっぷ(プロフ) - 泉実さん» あぁありがとうございます!!喜んもらえて嬉しいです;;;;り、リクエストまで…!!了解致しました!初デートする2人、書かせていただきます!! (2017年11月29日 19時) (レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
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