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退院後
津「もうAさんなんて知らない!」
「ごめんってば津美紀〜・・」
津「今日のおかず抜きです!!」
「えぇ〜・・・」
師匠に津美紀たちが超心配してたよ〜と言われたため、伏黒家にお邪魔しています。
そして私は今正座中です
五「まじウケるね」
「全くウケませんけど」
五「写真撮っとこ〜」
パシャパシャとスマホで撮る師匠
いや何枚撮るんだよやめてくれ
「ごめん、津美紀。連絡できなかったとはいえ、帰ってくるの遅れるんだったら言うべきだった・・」
津「・・・・本当ですよ。大変で、危険な仕事をしてるのは知ってますけど・・・・でも、連絡くれたら、私たちだってちゃんと信じて待ちますもん・・・全然連絡来なくて本当に、本当に不安だったんですから・・・」
「・・・うん」
伏「でも、ちゃんと帰ってきてくれてよかった・・・です」
「恵もありがと」
2人とも本当に心配してくれていたみたいで
「(そう思ってくれる人がいるって・・・純粋に嬉しいな)」
伏「何笑ってるんですか」
「いや、心配してくれて嬉しいなって」
伏「次同じことやったら完全に無視しますからね」
「それは嫌すぎる」
この2人たまにスンってなんの感情もこもってない時の目をする時あるんだよな・・・怖いんだよそれ
津「さてっと・・・ご飯もうすぐできるのでもう少しゆっくりしててください!」
伏「津美紀、俺も手伝う」
そう言って2人はキッチンの方へ向かった。
やっと正座から解放された・・・足痛い・・・
五「よかったね」
「・・・まぁ、そう、ですね」
五「・・・A、君に1つ大きな話がある」
「なんでしょう」
五「先の神様討伐の時に、ちょっとした事故で君の術式の最終奥義、終ノ術の情報が上に漏れた。その危険性と元々の実力を加味して、君を特級術師に認定しようとしている。」
「へ」
五「でも今君は病み上がりもいいとこだ。だから僕は養生を考えた上で」
「ちょ、ちょっと待ってください。終ノ術ってそんな他者にも危険を及ぼす術式なんですか!?」
五「・・・教えてなかったっけ?」
「使ったら死ぬくらいしか聞いてません」
五「あっれ・・・まぁ間違ってはないんだけど。終ノ術はね、術者の命を奪う代わりに術者の任意の幻術を強制的にかけさせることができる幻術だ。防御不可能、階級ガン無視の超級呪術だよ」
「・・・じゃあ師匠でもかかるってことですか」
五「そ、僕でも普通にかかるよ」
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作者名:あや | 作成日時:2023年10月15日 14時