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「あの、私、もしかして呪われたり・・・？」
夏「その心配はないよ。私が祓ったから」
夜「ああ。その心配はしなくていい。」
「よかったです・・あの、私も質問しても、いいですか？」
夜「ん？なんだ？」
「あのお化け・・じゅれい？ってなんですか？幽霊とは、違うんですか？」
夜「呪霊はな、人間の恐怖などの感情から生まれたものだ。だから学校や病院みたいな人の感情が集まるところにはより強い呪霊が発生する。」
「え、でも、学校にはそんな強い呪霊？は見たことない・・・」
夏「おそらく呪物が置かれているんだろうね。」
「じゅぶつ・・・？」
夏「魔除けってこと。だからそこまで強い呪霊が出なかったんだと思う。」
「そうなんだ・・・」
じゃあ、お母さん達は、なんで、家で・・・
夜「・・・君のご両親は最近君の周辺で暴れ回っていた呪霊だ。最近、ニュースでやっていなかったか？」
「え、連続殺人事件しか・・」
夏「それだよ。その事件は呪霊が起こしていたんだ」
「そん・・な・・」
夜「だから、こちらも任務として傑を行かせた。だからあの街ではもう連続殺人事件は起こらないはずだ」
「あの・・・」
夏「ん？」
「呪霊って・・もし見えない人が殺されたら・・・何も知らずに・・」
夜「いいや。そういう特殊な状況では見えることもある。だが、そうだな・・・見えなければ何もわからずになくなってしまう。」
「・・・」
お母さんとお父さんはどっちだったんだろう。
少しの静寂の中、音が鳴った
prrr
夜「悪い、少し席をはずす」
そう言って先生は部屋の外へ行った。
夏「・・・Aちゃんは、いつから見えるようになったの？」
「小さいのは、小学校3年生くらいから。でも周りのみんなにそれ言ったら揶揄われて、そこから見えないふりしてた」
夏「結構小さい頃から見えていたんだね」
「うん・・・」
夏「今まで、その大きい呪霊とは会わなかったのかい？」
「大きいのはない、と思う・・・」
夏「そっか、」
「あの、げとうさん」
夏「何かな？」
「私、を助けてくれた時、襲ってきたやつとは別の呪霊？が戦ってたんだけど・・・あれは、げとうさんがやったの・・？」
夏「うん、そうだよ。私の術式さ」
「じゅつしき・・」
夏「術式は呪力っていうエネルギーを使っていろんな効果を出すものなんだ。例えば私は飲み込んだ呪霊を自分の戦力として使える。」
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作者名：あや | 作成日時：2023年7月18日 19時
