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夜「怖がらせてすまんな・・・」
「あ、だ、大丈夫です！！」
夏「っ・・・くっ・・・w」
夜「いつまで笑ってるんだ傑・・」
ひえ、すごい怖い人だけど・・・この人が先生、なんだ・・・私の学校の先生とは全然雰囲気違う・・・
夜「とりあえず、話せるところに行くか。」
そう言って職員室の近くにある談話室ってとこにつれて行かれた。
夜「さて・・・まずは、そうだな。ご両親のことは、すまなかったな・・・」
「え、あ・・・い、え・・・」
夏「・・・ごめんね」
「あっいや！げとうさんが悪いわけじゃないです！だってげとうさん来てくれなかったら私、無理でしたもん！」
それに、と私は続ける
「お母さん、お父さんはいつも泣き虫な私に、『笑ってる方がAは可愛いよ』って『笑ってたらいいことあるよ』って言ってました。泣いてる私を見たら、怒られちゃうと思います！」
げとうさんも先生もすごくびっくりな顔された。あれ、私変なこと言っちゃったのかな・・・
夜「・・・君は強いんだな」
「強くは・・ないです。実際私、あのお化け達やっつけられなかったし。」
夏「(普通の小学生であれば、泣きじゃくってもおかしくない。でも、この子は・・・)・・・いいや、Aちゃんは強いよ。少なとも、私よりはね」
「ええ！！げとうさんあのお化け一瞬でやっつけたじゃないですか！」
夏「うん、そういう強さじゃないけどね。でも、その考え方は素敵だ」
「ありがとうございます・・・！」
夜「・・・それでな、Aちゃん。いくつか聞きたいことがあるんだが・・・辛くなったら答えなくてもいいからな」
「あ、はい！なんですか？」
夜「君は、呪霊が見えるのか？」
「じゅれい？」
夏「君をさっき襲ったお化けのことだよ」
「え、いや、あんな怖くて大きいのは初めて見ました・・けど」
夏「けど？」
「え、あの・・・言っていいのかな」
夜「・・言いたくなければ、」
「いや！大丈夫です！・・・学校で小さいのはチラチラっと見かけていました」
夜「・・・なるほど」
夏「(見えている、でほぼ確定かな)」
夜「・・・ご両親の職業は」
「お父さんは会社員で、お母さんは主婦です！」
夜「・・・ちなみにさっきの話、ご両親には」
「・・言って、ないです。余計な心配されたくないし、それに、転校、とかしたくなかったので」
夜「(皆見、という名前の術師は聞いたことない。非術師の可能性が高い・・・)」
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作者名：あや | 作成日時：2023年7月18日 19時
