検索窓
今日:13 hit、昨日:4 hit、合計:255,050 hit

P.9 ページ10

家に帰って暇だった私は、ゲームセンターへと向かった。



子供っぽい?



別に良いよね、大の大人がゲームセンター行っても。



不安だった事が解決したし、自分へのご褒美……的な。



自転車に乗ろうかと思ったけど空気が入っていなかったから徒歩で。



行くのは初めてではないから地図案内はいらない。



歩いて数十分で着いた。



入るとゲームセンター特有のガヤガヤとした音に包まれる。



静かな所も好きだけど、こういうのもたまには良いか。



お気に入りのゲーム筐体に一直線に行く。



えーと、小銭あったかな。



百円玉を二枚いれてバチを取る。



そう、某太鼓を一心不乱に叩きまくるゲームです。



子供の頃に好きで、よくやっていた。



まさか大人になってもまだ楽しめるとは。



楽しむっていうかストレス発散だけど。



曲を選んで、難易度を一番右に。



そしてひたすら叩きまくる事15分。



最後の曲が終わるとやりきった感があった。



ふう、満足。



「マイバチでもないのに難易度鬼で全曲フルコンボって……」



「いっ!?」



いつから見ていたのか後ろに中高生ぐらいの男の子がいた。



オッドアイが特徴的。



えっ、でもい、いつから?



全曲フルコンボって、最初から?



「そんなに驚かなくても。お姉さんガチ勢?凄いね」



「あ、ありがとうございます……?」



ガチ勢……なのかな。



あとマイバチって何?



「お姉さんの職業は?」



職業か……



「体を動かす職業ではないですけど、古本屋で働いて______」



「古本屋?」



「古本屋です」



何か気にかかる事でもあったかな。



「そこにラノベって置いてる?」



「あー、あると思いますよ。マイナーな物しかないですけど」



そこらへんの本屋には売っていない、重版ももう無い本なら……



「へぇ。場所は?」



「えーと、そこの大通りに沿って四つ目の信号機の


右の道路で曲がってすぐ……です」



「ありがとお姉さん」



「あ、いえ」



「……有益な情報を得た、一兄に教えよ」



オッドアイ君は最後にぼそっと呟いて奥の方へ入って行った。



イチニイ?



へー、変わった名前の人。



そういうの好きな人なんだろうな。



……明日ラノベの在庫確認しないと。



ーーーーー
三郎くんの口調わがんねぇ……

P.10→←P.8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (592 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1560人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アリス - 続き待ってます! (2021年10月3日 20時) (レス) @page28 id: 8c35d92784 (このIDを非表示/違反報告)
キーさん(プロフ) - 続きが見たいですー!!!更新待ってます! (2021年4月21日 17時) (レス) id: 1d2c287881 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 麩菓子さん» 初めから読みました!!めっちゃ続きが気になります!!更新頑張ってください! (2020年12月5日 17時) (レス) id: 61644e4b7a (このIDを非表示/違反報告)
麩菓子(プロフ) - 夢花 (仮垢)さん» ありがとうございます、頑張ります! (2019年2月16日 18時) (レス) id: 53de0170aa (このIDを非表示/違反報告)
夢花 (仮垢) - 無花果様の事「お姉様」って呼んでたからびびったぁw続き待ってま〜す! (2019年2月8日 22時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:麩菓子 | 作成日時:2018年10月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。