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その電話があった日から、更に二日後。
そう、当日。
朝に体温を測ってみたはいいものの……
35,4度だった。あと三度ぐらい欲しいところ。
ていうか久しぶりに測ったけど私の平熱低いな。
学校を休みたいが為に体温を何回も測る学生みたいだ。
ここは潔く行くしかないか。
……確か待ち合わせ場所は割と近くの喫茶店だった。
ここでもスマホが大活躍する。
この時代に生まれて来て良かった。
文明の利器、最高。
ちなみに今日の店番は店長に頼んであるからご心配なく。
……ここか。
恐る恐る店内に入るとお客さんは少なかった。
伊弉冉さんは？
見回すと、端のテーブルに座っていた。
……伊弉冉さんと、神宮寺さんと、観音坂さんが。
まさかの麻天狼勢揃い。
えっ今から私、何を話されるの？
あっ、怖いうわぁ、逃げたい。
……帰りたいなぁ。
伊弉冉さんがこっちに気づいて手を振った。
一応後ろを振り向くけど誰もいない。
あぁ私か。だよね、うん。
近くに行くと、思ったより……この……
「こんにちは。あの……狭くないですか？」
「こんにちは、狭そうに見えます？」
「……見えます」
目の錯覚かな。
ソファに座ると、もう、凄く緊張した。
この三人の威圧感。
あー怖いなー。早く帰りたいなー。
「その……話っていうのは？」
「この前は疑ってしまってすまない。
独歩君に君から助けて貰ったと聞いたよ」
「……え？いや、私も明らかに挙動不審でしたしすみません。
伊弉冉さんの仕事上、仕方ないと思うので。はい」
話ってこれ？
てっきりトラブルか何かあったのかと。
少し肩の力が抜けた。
「すみません。あの時俺が店に寄っていなかったら……
すみません、俺のせいで俺のせいで俺のせいで……」
「独歩君落ち着いて」
なんとか観音坂さんを落ち着かせ、伊弉冉さんが話を切り出した。
「助けて貰い、さらに僕のスーツを届けて頂いて
本当にありがとうございました。そこで何かお礼を……」
「いや、お礼なんて大丈夫です。言葉だけで足りてます」
別にお礼欲しさにスーツを届けた訳じゃないし。
お礼なんか貰うと逆に申し訳ない。
「しかし……」
よし、こうなったら……最終手段だ。
「あ、私この後用事があるので。すみません。失礼します」
荷物を持って立ち上がると神宮寺さんが苦笑していた。
しまった、これ使うの二回目だ。
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アリス - 続き待ってます！ (2021年10月3日 20時) (
レス) @page28 id: 8c35d92784 (このIDを非表示/違反報告)
キーさん(プロフ) - 続きが見たいですー!!!更新待ってます！ (2021年4月21日 17時) (レス) id: 1d2c287881 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 麩菓子さん» 初めから読みました！！めっちゃ続きが気になります！！更新頑張ってください！ (2020年12月5日 17時) (レス) id: 61644e4b7a (このIDを非表示/違反報告)
麩菓子(プロフ) - 夢花 (仮垢)さん» ありがとうございます、頑張ります！ (2019年2月16日 18時) (レス) id: 53de0170aa (このIDを非表示/違反報告)
夢花 (仮垢) - 無花果様の事「お姉様」って呼んでたからびびったぁw続き待ってま〜す！ (2019年2月8日 22時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麩菓子 | 作成日時：2018年10月21日 20時
