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残りの話数に怯える毎日です
__________
「___ここか」
「うん。ここにいる……と思う」
ポツリ、と浦田くんの声が響き渡る。
辺りはもう真っ暗だ。
そんな中、俺が今まで住んできた家は何も変わらず立ち尽くしていた。
「とりあえず、開けてみ……」
「まって！」
木造の扉につく、金属製のドアノブを握ろうと歩き出す優を制止する。
……ここには、二つの息があるからだ。
正直、危ないのだ。いきなり入ってしまったら、もしかしたら待ち伏せされているのかもしれない。
相手の素性もわからないため、危険は更に増す。
そのことを二人に伝えると、二人は目を見開いた。
「___誘拐犯は二人なんや……」
「__そういえば、だいぶ前ぐらいから人さらいがいるとは聞いたことあったな。」
浦田くんは腕を組み、顎に手を当てる。
人拐い？……
俺はずっとこの家に閉じ籠っていたから、そんなのは知らない。どういうことかと問い詰めてみると、彼は説明をしだした。
「女子供が異様に消えていくんだ。消息も不明。そらるさんがこの家に来る前から城下町はその事で持ちきりだったんだが……」
「___拠点をそらるさんの家に変えた、とういうことかもしれへん」
「あー、本当にたちが悪い。きっとそんな数誘拐してるんなら俺らが来ることも予想できてるんじゃねぇのかよ……」
ドアの前。３人で話し合う。
連続で女子供を誘拐した人物だ。
きっと何か異様な技術などを持ち合わせているのではないか。
危険が予測できる。この家にはいるのには準備が必要だったか……。
俺は持ち前の毒カプセルでなんとかなるし、優なら実力も申し分ない……だけど……。
ちらり、浦田くんをみた。
「な、なんすか」
「……浦田くん、対抗する術ある？」
「………………」
そう問い掛けると、無表情でかちんと固まる。
くそっ、浦田くんを守りながらいくか？
だけど俺もそこまで体術にたけたわけじゃない。優の負担かでか過ぎる。
……目の前に、目の前に彼女を助ける扉あるのに……！早く、早く彼女を助けなければ……。
もっと、もっと方法を、……選択を……！
「___何ぐずぐずしてるんですか。そらるさん」
迷っていた。選択に。方法に。
後ろから声が聞こえる。俺を導くような声が。
振り返った。その声の正体何て、はじめからわかってたのに____
「___ま、ふゆ……？」
「僕が先に助けちゃいますよ」
熱で寝込んでいたはずの真冬が、そこに立ち尽くしていた。
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ちょこ - とてもよかったです！結ばれたあとのお話が欲しいです！ (2020年1月15日 20時) (
レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
鶯餡(プロフ) - mokoさん» ありがたいです……！！！ですけど、きちんとお目目休めてくださいね！……ありがとうございます！！頑張ります！(Ｏﾟ皿ﾟＯ) (2019年10月3日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
鶯餡(プロフ) - 絆さん» はい！やから始まってので終わる鶯餡です！ありがとうございます！！！！私ハッピーエンド主義者なので、そこ思いが伝わっていましたらとても幸いです！はい！頑張ります！(返信遅れて誠に申し訳ございません……) (2019年10月3日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
moko - 最初から最後まで１日で読みきってしまいましたww次の日学校なのにオールしましたwwすっごい面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています♪ (2019年9月30日 5時) (レス) id: 711f63988a (このIDを非表示/違反報告)
絆 - やからはじまってので終わる鶯餡さん！！鶯餡さんの作品大好きです！！鶯餡さんの作品はどの作品を読んでいても心が暖かくなります！これからも楽しみにしています！無理はなさらないでください！ (2019年9月7日 19時) (レス) id: da343c4ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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