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『___んー！』
ぐぐぐっと、背筋を伸ばし、出そうになる欠伸を噛み締める。
もう日が沈みかけている頃だ。
朝からぶっ通しで勉強を続けて座っていたので、足腰がいたい。
「___紅茶です。よく頑張りましたね」
コト、っと先程本しかなかった机は片付けられ、紅茶がおかれる。
なんだか子供扱いされているようで一瞬ムカついたが、今は紅茶を飲んでそれを押さえた。
「ご褒美、何がよろしいですか？」
『___選べるの？』
「____ええ」
『______じゃあ、』
トントン、と隣の空いているスペースを叩く。
真冬はキョトンとして首をかしげながら、そこに近づいた。
『いいから座りなさいよ！』
「__いや、主人と従者が同じ立場に座るなど、いかがものかと……」
『早く！』
「___は、はあ。」
真冬が混乱してるのをいいことに、私は早く座れと急かす。
真冬はゆっくりと私の隣に腰かけた。
やっぱり腰かけても、私の方が小さいのよね……なんて、真冬をみてから……。
「_____！」
ストン、と暖かい感触に頭を置く。
そう。膝枕、だ。今は本当に眠くてしかたがない。動くのもだるいし、そっちから来てもらおうと思った。
……別に、真冬が好きって訳じゃないから！！そう自分に言い聞かせて、目をつむる。
「___A様、これは？……」
『ひ、膝枕よ……私の膝枕になれただけでも光栄に思いなさい』
まただ。
また心もとないことを言ってしまう。
でも、真冬の膝は暖かかった。
次第に瞼がとろん、と落ちていくのを感じる。睡魔が襲ってきたのだ。
___あぁ、眠たい。
そう思っている矢先、こめかみ付近に暖かい感触が生まれた。
__真冬の手だ。いつ触れても変わらない、暖かい手。
小さい頃はよく、そんな手を握ってたなぁ。
『___ゆうしょ、……く、でき……たら、おこし……』
言葉を紡ぐ間に、睡魔が私の体を乗っ取った。
瞼は閉じ、暖かい感触を受け入れる。
優しい手が、まるで慰めてくれるみたいに頭を撫でる。
そしてどこか、懐かしい心地がした。
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ほのりんか - ぷりんななりぃさんさん» 私も、坂田だと思ってました！だから、そらるって名前が出た時に、『ｳﾜｫこれそらるさんだったのか！ﾋﾞｯｸﾘ』ってなりました (2019年8月1日 9時) (
レス) id: 4d1e584c0f (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんななりぃさん - そらるさんのくだり名前でるまでずっとさかたんだと思ってた…！！ 今思えば関西弁じゃねぇな・ω・ (2019年7月25日 0時) (レス) id: 256292723d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - 初コメ失礼します。続編気になります。無理はしないで欲しいのですが、出来ればお願いします！ (2019年7月17日 19時) (レス) id: 616da87ebb (このIDを非表示/違反報告)
黒羽呉羽 - 読みました！！凄い良かったです！！続編気になります！ (2019年7月17日 17時) (レス) id: 1d4e264f44 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - コメント失礼します！無理はしないでほしいのですが、続編気になります！ (2019年7月17日 15時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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