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コンコン、古いドアのノックを叩く。
棗は何処かで休憩してと告げたので、と何処かにいる。
森の奥の、小さな家。数日前のことだけど、ずいぶん懐かしく感じられた。
「はーい」
がちゃり、と共に低い声が聞こえる。
そして見えたのは、数日前見れた彼の綺麗な顔。青くクリアな瞳には私が映っていた。
『___え、えーと、……こん、にち、は？……』
「_________ぷっ！」
『笑わうなんて最低！！』
「ふっ！……あははっ！……ちょまっ……くくっ……！」
『ちょっと！人の話を聞いてるの！？』
玄関先でお腹を抱える彼。
本当に失礼極まりないわね。
そう怒鳴ると、「ごめんごめん」と軽く謝ってきて、私をたたきに入れてくれた。
**********
『___またぬるい』
「へいへい」
『へいじゃなくてはい！そして一回言うの！』
「めんどくさいなぁ」
また数日前と同じようにソファに座り、彼と他愛ない話をする。
……楽しい。彼はヘラヘラ笑ってそんなことも思っていなさそうだけど。
そしてふと、棚に目がいった。
小さな棚。私より背の低い。
その上に、紫色の液体をした小瓶が立ち尽くしていた。
『___あの小瓶はなあに？』
その小瓶に対し疑問を抱き、指を指す。
そらるは一瞬目を見開いたような気がしたが、すぐにまた口角をあげた。
「___薬だよ」
『あら、あなた薬も作るのね』
「まぁ、うん」
でも、なんの薬なのかしら。
そう問い掛けてみると、そらるは目線を下におとした。
「____まぁ、結構ヤバめの薬」
『や、ヤバめって何よ……』
ヤバめ、という言葉がどんなものか予想がつかなく、私は小瓶を見て混乱する。
まぁ、こんな紫色の液体だもの。何があるかわからないわ。
てか、こんなのだれが飲むのだろう。
「___この薬のこと、言っても、嫌わない？」
『嫌うほどのものなの？』
「うん、人によるけど……」
やけにそらるが塩らしい。
意外性を感じつつ、言葉を交わしていく。
そして、そらるは立ち上がり、棚にあった小瓶をとり、その紫色の液体を揺らす。
揺れている様子をじっと見つめ、口を開いた。
「_____これ、薬っていったけど嘘。」
「____人を、殺せる毒だから」
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ほのりんか - ぷりんななりぃさんさん» 私も、坂田だと思ってました！だから、そらるって名前が出た時に、『ｳﾜｫこれそらるさんだったのか！ﾋﾞｯｸﾘ』ってなりました (2019年8月1日 9時) (
レス) id: 4d1e584c0f (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんななりぃさん - そらるさんのくだり名前でるまでずっとさかたんだと思ってた…！！ 今思えば関西弁じゃねぇな・ω・ (2019年7月25日 0時) (レス) id: 256292723d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - 初コメ失礼します。続編気になります。無理はしないで欲しいのですが、出来ればお願いします！ (2019年7月17日 19時) (レス) id: 616da87ebb (このIDを非表示/違反報告)
黒羽呉羽 - 読みました！！凄い良かったです！！続編気になります！ (2019年7月17日 17時) (レス) id: 1d4e264f44 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - コメント失礼します！無理はしないでほしいのですが、続編気になります！ (2019年7月17日 15時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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