【ヒロアカ】死神とヒーロー

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いつもの部屋、そこには、非現実的なヤツがいた。

｢ワタクシは死神。爆豪勝己、君の命を刈り取る死神｣

長い黒髪をツインテールにして、赤い髪留めとそれと同色のミニドレスを纏い、大きな鎌を背負っていた。

｢爆豪勝己、君は今日死ぬべき人間なの。けど、死んでないわ。そんなイレギュラーをほっとく訳にはいけないんのよ｣

大きな目の中には、真っ黒で吸い込まれていきそうな瞳。
ハイライトも入っておらず、美形にミステリアスな雰囲気をプラスしていた。

｢ワタクシは今日から君の監視役よ。君が死ぬまで共にいるわ。よろしくね、爆豪勝己｣

何故かフワフワと宙を漂っているソイツは、呆然と立ち尽くした俺に笑いかけた。

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死神。

あの世の住人であり、死人を管理する者。

現世の人間に自ら手を出すことは許されず、与えられた権限は、既に死んだ魂を集めることだけ。

そんな死神が、ある少年と出会う話。執筆状態：連載中