2章■■■「処刑人■、終わり」 ページ35
ぱちり、ぱちり
くたり、へたり
くたり、くたり
くひ、くひ、くひ
………起こされた。
処刑人「………………おはよ。」
■「もう!暖炉の火を消さずに寝ないの!」
処刑人「………ごめん。」
■「全然いいよ!」
処刑人「………………僕と君だけ?」
■「うん。ちゃんと全部確認してきたよ。」
処刑人「………………………わかった。」
■「あ、お菓子買ってきたんだ。一緒に食べよ。」
ー崩壊途中のコルラノ(家の前)ー
処刑人「…………。」
■「………。」
処刑人「………食べる事に集中しちゃう。」
■「………そうだね。」
■「ねぇ、これからどうするの。」
処刑人「………………………旅、したい。」
■「………どうして?」
処刑人「………………旅、をして。楽しそうにしてた。」
■「………………うん。じゃあ旅をしよう。」
処刑人「雪の中の食べ物全部持っていかないと。」
■「お手伝いする!」
処刑人「………………ありがと。」
■「じゃあ、こっちする。」
処刑人「うん。」
ーーー
にんじん、トマト、キャベツ、胡瓜…
■「………いっぱい出てきたね。」
雪林檎、雪蜜柑、雪葡萄…
処刑人「うん。」
猪の死体、狼の死体、豚の一部…
■「全部空間に入れるね。」
誰かに貰ったワイン
気を遣われた結果の産物
怖がられた結果の末路
処刑人「………僕は、旅をする。」
■「うん。」
処刑人「………………もう、帰ってこないよ。」
■「うん。」
2■■■■「処刑人■、終わり」→←2章■■話「処刑人■、終わり」
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ