1章17話「再会から広がる話（5）」 ページ44
レチェラ「………。」
彫刻「終わった？」
レチェラ「うん。」
彫刻「なんて言ってた？」
レチェラ「自由にしていい…って。」
彫刻「そっか。じゃあ、後でお出かけしよう。」
彫刻「服とか買わないと。」
レチェラ「うん。わかった。」
ー服屋(※ちょっとアダルト)ー
彫刻「……一緒に見る？」
レチェラ「うん。」
彫刻「……この服はどう？」
レチェラ「…」
彫刻「一回着てみたら？」
レチェラ「う、うん。」
ー
彫刻「……ちょっと似合わないかも。」
レチェラ「………かも。」
彫刻「レチェラさんと言えば黒だよね〜……。」
レチェラ「ん゙〜…」
彫刻「……動きやすくて色気のある………服…………あ、これどう？フリルがついてて可愛いよ。」
レチェラ「………。」
ー
彫刻「……か、わいい………。」
彫刻「これにする？僕が決めてるからアレだけど。」
レチェラ「……これにする。決めてくれてありがと……。」
レチェラ「服とか自分で決められないから凄く嬉しい。」
彫刻「そうなの？今度からはたまに服を買ってきてあげる。…ほら、アクセサリーも決めようよ。」
レチェラ「うん。」
2人でアクセサリー売り場に移動した
ーアクセサリー売り場ー
彫刻の魔人は人目を気にしながらもアクセサリーを選んでいる。
どんなアクセサリーを選んだとして、絶対に買う予定だ。
レチェラ「これ……」
レチェラさんが手に取ったのは服に付けるものだった。
彫刻「ブレスレットとかは買わないの？」
レチェラ「…闘うときに邪魔になるよ？」
彫刻「…確かに？」
レチェラ「……。」
彫刻「レジのところに行ってくるけど、一緒に行く？」
レチェラ「うん。」
ーー
彫刻の魔人とレチェラは少し満足そうに店を出た
彫刻「買えてよかった。」
レチェラ「うん。」
レチェラ「………………あ」
彫刻「どうしたの？」
彫刻「………あ、もしかしてアレがレチェラさんの恋人？」
レチェラ「…………うん。」
彫刻「…………まぁ、堂々と行こうか。あそこのクレープでもどう？」
レチェラ「じゃあ、お言葉に甘えて…？」
ークレープ屋ー
レチェラ「…………何味食べるの？」
彫刻「ん〜……チョコにしようかな。」
彫刻「レチェラさんは？」
レチェラ「僕は…イチゴマシュマロにしようかな？」
店員「チョコとイチゴマシュマロですね。」
店員「…………………………どうぞー。」
レチェラ「ありがとうございます。」
彫刻「あっちに座るところがあるよ。」
レチェラ「…そこで食べよう。」
彫刻「うん。」
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