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1章13話「再会から広がる話(1)」 ページ39

レチェラは逃げたかった。
誰も話しかけないでほしかった。
レチェラは中央部のどこかにあるベンチに座っていた
■■「あ、あの……!!」
レチェラ「?」
■■「あの、騎士様、ですよね?」
レチェラ「え、あ…。」
■■「ひ、久しぶりです。」
レチェラ「………久しぶり。」
■■(なんだか悲しそう………。)
レチェラ「…。」
■■「何かあったのですか?」
レチェラ「…僕、もう駄目かもしれない。」
■■■■■はレチェラの隣に座った。
レチェラ「…聞いてくれる?」
■■「は、はい。」
レチェラ「実は、昔、お付き合いしようって約束した子がいたんだ。」
■■「…。」
■■(僕がいるのに……??)
レチェラ「それで、その子に告白して付き合ってるんだけど、約束したこと全部忘れちゃったみたいで。」
レチェラ「そろそろ結婚したいな、って言ったら結婚はしないって…。」
■■(僕なら忘れない。あと絶対結婚する。こんな美人はこの世界にはあんまりいない。)
レチェラ「……聞いてくれてありがとう。それだけだから、もう行くね。」
レチェラは立ち上がり、どこかへ行こうとした
■■「あの、待ってください。」
レチェラ「?」
■■「僕の家でもう少しだけお話しませんか?」
レチェラ「…行くアテはないようなものだし、お邪魔しようかな。」
■■「やった!」
■■■■■は喜んだ
ー移動途中ー
レチェラ「…本当に久しぶり。」
■■「うん、久しぶり。」
レチェラ「…何か買う?」
■■「ううん、スープを用意してるから。」
レチェラ「うん。わかった。」

■■「僕の家ってこんなに遠かったんだ…。」
レチェラ「元からじゃない?」
■■「……そうかも?」
■■「あ、ワープしてないからだ。」
レチェラ「あ、そうかも。」
■■「………………ワープしよっか。」
レチェラ「うん。」
ー■■■■■の家ー
レチェラ「わ、綺麗……。」
■■「僕と従者以外誰も住んでないんだ。」
レチェラ「どうして?」
■■「皆呪い殺されたの。」
レチェラ「…。」
レチェラ(………僕が死んだ後、従者を雇ったんだ…。)
■■「リビングに行こう。スープを作るよう頼んでおいたから。」
レチェラ「いつ?」
■■「歩いてるときに端末で頼んだ。」
レチェラ「そういえば何回か端末を開いてたね。」
■■「うん、スープの具は騎士様が大好きなやつにしておいたから!」
レチェラ「ありがとう。」

1章14話「再会から広がる話(2)」→←1章12話「混沌深海(5)」



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作者名:魔人。 | 作者ホームページ:無い。  
作成日時:2021年12月26日 16時

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