【浮世世界】（壊） (ページ18)

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序章14話「第五区域（1）」ページ18

シェス(…ぉ……広い…。あと綺麗。)

レツ「…ひょーせつ、ぼーるこっちになげて！」
氷雪「はい！」

氷雪「………………え〜〜〜〜い！！！」
シェス(……なんか…楽しそうだな…。)
レツ「……？」
レツ「だれかきた！」
氷雪「ほんとうですね！」

氷雪「こんにちは。」
レツ「こんにちは〜。」
氷雪「どこからきたの？」
レツ「おそと？」
シェス「…うん。外から来た。」
レツ「いまのおそとはどんなかんじ？ぼろぼろ？」
シェス「………。」
今までの旅路を思い出してみる

別れて、出会い、そして一時期の協力関係を結んできた。
たまに他の場所にいる奴から通信が来たり、相手を気にしてみたり。
色々、あった。

せっかくだから、今まであったことを伝えてみよう。

シェス「………実はな」
ーー
シェス「………………………………………………………………………ってことがあったんだ。」
レツ「………。」
氷雪「………。」
氷雪「ながいたびでしたね。」
レツ「いろいろけいけんしたんだね。」
氷雪「………あ、ちょっとなかにいってきます。」
レツ「いってらっしゃい。」

レツ「ねぇねぇ、あそぼうよ。」
シェス「……いい……が…。」
楔「あれ、シェスさん。」
シェス「………ッ、びっくりした……。」
楔「ごめんなさい。」
シェス「いやいいけど。」
楔「ここに来たのは何時ぶりですか？」
シェス「…………いつ……だったかな………………。」
楔「…………。」
レツ「あそぶ！」
シェス「わかったわかった。すぐ行くから。」
楔「…遊び終わったら来てくださいね。」
シェス「……は〜い。」

レツ「ぼーるなげるからなげかえして。」
シェス「ん。」
ー遊んだー
レツ「たのしかった！」
シェス(つ……疲れた……。)
レツ「………………かおいろわるいねぇ、だいじょうぶ？」
シェス「あ…あぁ……。」
レツ「……こっちにおいで。ここでやすもう。」
ー縁側ー
シェス「…………。」
レツ「こどものあいてはむずかしいね。」
シェス「………………。」
レツ「ぼくのあいてはむずかしかった？」
シェス「……………………。」
レツ「…………こどものあいてをしたことあるきがしたからあそんだのに、ほんとうはあそんだことないんじゃないの？」
シェスは眠っている
レツ「………………もう………。」
レツ「しかたない。なかにはこぼう。」
ー■の間ー
夜烏「この屋敷には、使用人が五人いるんだ。」
氷雪「そうなんですね。」
夜烏「何かあれば頼ってくれ。」