男勝り57 ページ20
貴方side
生徒会の腕章を気付かれないように外す
『おい莉緒、何があったん…?俺の女に何しとんねやコラ』
私よりも背が低い男達を睨むと少し怯んだが続けた
「この女が無防備だからよぉ…ちょっくら手ぇ出してやろうと思ってな…」
『ほぉー、じゃあその子は抵抗せんかったんか?』
「関係ないやろ!結局無理やりやんだからよ!」
私に睨まれ男の声が少し震えていた
ri「なんか私のとこに近付いてきて体触られて…」
今の莉緒の一言で額に青筋が浮かんだと思う。
『そーかそーか、無理やりにでもやらなきゃ女に触れることも出来ひんもんなぁ』
男達が急に怒鳴り声をあげた
「ふざけた事言ってんじゃねえぞてめえ!!」
受け身?反撃?私はそんな事しなかった。
ゴッ、と鈍い音と共に頰に重い衝撃と痛みが走る
コイツグーで殴りやがったぞ
「は、ははっ、結局口だけじゃねえか!」
私を殴らなかった男が吐き捨てるように言う
絶望を映したような顔の莉緒を横目にゆらりと立ち上がる
「なんだぁ!?まだ殴られたいかてめえ!」
『あーあ、穏便に済ませよう思っとったんに。ええ事教えたるわ、今ゲームやっとんの知っとるよな?そこで暴力沙汰はご法度やねん
俺の言いたい事わかるよな?』
ニヤリと笑うとインカムを役員全員に繋ぐ
『こちら中村!!10時52分現在、2名の男子生徒が役員に手を上げた!私は顔を殴られ、莉緒が体を狙われた!後の処理はよろぴくぅ〜』
一気にうるさくなったインカムをミュートにし、莉緒をこちらに引き寄せ、腕章をつけ直す
『あー、言い忘れとりましたわ、私生徒会役員補佐の中村言います、じきに役員達が全力疾走でくるんで待っといてくださいね』
張り付いた笑みは剥がれる事なく今度はこちらが吐き捨てる様に言い放った
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ソフィア(プロフ) - てへっ(はぁと) (2019年8月12日 19時) (レス) id: 94aa0ed7fc (このIDを非表示/違反報告)
無印。(プロフ) - ソフィアさん» なにそれ純粋(( (2019年8月12日 19時) (レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - やっぱり辞める (2019年8月12日 19時) (レス) id: 94aa0ed7fc (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 無印。さん» えっ恥ずかしいから嫌だ (2019年8月12日 19時) (レス) id: 94aa0ed7fc (このIDを非表示/違反報告)
無印。(プロフ) - Rainさん» …何で?←アホ (2019年8月12日 19時) (レス) id: 75e8b624e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無印。 | 作成日時:2019年8月2日 19時