男勝りとか言うなよお“ぉ”【w/r/w/r/d】

男勝り17 ページ18

貴方side






昼食時、莉緒は会長サマ(笑)に生徒会室へと連れて行かれた





そうか、彼女も決断するのか。





mobちゃん達と机を合わせてカツサンドを頬張る





mob1「A様…？暗い顔してますけど何かありました？」




『んー？いやなんでもないで？それより、口にご飯粒ついとる』





mobちゃんの頰についた米粒を指で取り、食べる





この子顔真っ赤やぞ女の私にときめいてんのか！？





…あ、私そういうの気付かない鈍感女子じゃないんで((メタい





いつもは美味しくて仕方がないカツサンドも、なんだか今日は味気なかった






ri「A…」




バッと振り向くと、莉緒の姿があった





『ん、莉緒っちどったの？』





ri「あのなぁ…私、生徒会に入る事になった…」






せやろな…そうやと思っとったわ





ri「本当は入りたくなかったんよ、女子怖いし…でも、会長さん怖くて…」






『わかっとる、私は失望なんかしとらん、莉緒は優しいからなぁ…』





優しく撫でてやると目をそらす。おいこら





『莉緒は、生徒会に入れて嬉しい？』





ri「っ…そりゃ周りの女子からは妬まれたりするから…嬉しくはない…」





『そういう事やない、他人の目線どうこうじゃなくて莉緒自身の意見として』









ri「……正直、Aと一緒にいたい」





それを聞いた瞬間、嬉しさが込み上げてきた






歯をニッと見せ、莉緒の手を握る









『そか、じゃあ断りに行こ！』

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