若武に失恋�� ページ42
朝5時半。
眠い目をこすって弟の風斗(ふうと)を起こす。
｢風斗起きて。練習付き合ってくれるって約束したじゃん。｣
｢んんー…姉ちゃん寝みーよぉ｣
そう言いながらも渋々起きてくれる弟は優しいと思う。
2個下の小5の風斗もサッカーを小1から始めている。
最初はKZに入る、って言ってたんだけど私が大反対。
あんなチャラチャラしたチームに入って欲しく無かったから。
だから地元のチームに入れて、今はHZの小等部にいる。
私も風斗も眠い目をこすりながら近くのサッカーゴールがある公園に行く。
｢あ、若武さんだ。｣
風斗の声に反応して、見るとそこには昨日のKZの小さい奴がいた。
1人でひたすらシュートを打ち込む姿をみて風斗が惚れ惚れしたように
｢かっけぇ…｣
なんて言うから慌ててその"若武"が使ってない方のゴールに向かせた。
｢KZの奴なんかに憧れないでよ。｣
軽く睨みつけると 何故かムッとした表情をする風斗。
｢…若武さんの話知らないの？｣
若武の話？
…知らない。
そもそも若武自体知らなかった。
だって 興味ないもん。
フンッと風斗に背を向けると ハァというため息が背後から聞こえてきた。
なんかイラッ。
すると風斗は仕方なさそうに私の正面に回る。
｢若武さんはね膝の靱帯を怪我したんだ。
これが姉ちゃんならどういう意味を示すか分かるよね。｣
…うん。
それは、間違いなくサッカー選手にとって致命的なことだ。
｢若武さんはそれでも諦めないで毎日朝から晩まで練習してるんだ。｣
……そうなんだ。
知らなかった。
KZにも努力してる奴がいるなんて……
それを聞いて少し、KZへの嫌悪感が薄れた気がした。
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あーかり - な、なんと！私と同じ名前の人がいるとは！伸ばしつけたけど、え！？書いたっけ！？って思った、、、って、まぁ、更新待ってます！頑張ってください！ (2018年3月27日 21時) (
レス) id: 40a2a82728 (このIDを非表示/違反報告)
ramia - 私は今年中学受験生だった者です。受験はしんどいと思いますが、頑張ってください！ (2017年8月9日 20時) (レス) id: 847474aa7a (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 私も受験生です！みなさん中学受験ですか？ (2017年8月1日 1時) (レス) id: 40c7213eb4 (このIDを非表示/違反報告)
夢衣(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます！お互い頑張りましょうね！ (2017年5月17日 7時) (レス) id: 89d0776e69 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 私も受験生です
大変だと思いますが、がんばってください！応援してます！ (2017年5月17日 1時) (携帯から) (レス) id: 71eaf23d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢衣 | 作成日時：2017年3月18日 16時
