黒木くんの風邪�� ページ31
｢やぁ、アーヤ。｣
秀明に行く途中 声をかけられた。
振り向くと、そこには黒木くんが艶やかな笑みを浮かべて立っていた。
｢途中まで一緒に行かない？｣
私が目立つのを嫌っているのを気遣って黒木くんは 途中まで、と言ってくれる。
その好意に甘えて軽く頷いた。
｢アーヤ、今日も可愛いね。｣
黒木くんの隣に並んだ途端、甘い言葉を囁かれる。
｢な、に言ってるの、｣
不意打ちで言われたせいで言葉が上ずるのを感じる。
｢いつも思ってるよ。
ずっと俺のそばにいて欲しいくらい…｣
そこまで言われてギョッとしてしまう。
なんとなく いつもの黒木くんとは違う気がして慌てて 顔をうかがった。
すると、黒木くんはなんだかいつもより 色気が倍増していて 瞳は酔ってしまいそうなほど 魅力的で 奥では何かが 揺らいでいる。
｢黒木くん、どうしたの 今日…｣
そう言おうとした瞬間 唇に人差し指を当てられた。
そして、段々黒木くんの顔が近づいてきて…
その瞬間 怒りに近い叫び声が聞こえた。
｢黒木っ！！ お前ここにいたのかっ！！｣
見ると、上杉くんと小塚くんが必死の形相で走ってくる所だった。
そして、私に迫りかけている黒木くんを引き剥がしてくれる。
｢立花から離れろっ！ この病人っ！！｣
えっ？！
病人？！
上杉くんの言葉に驚いて黒木くんを見ると、
確かに 息が上がっていて苦しそう。
おまけに 顔がほんのり赤かった。
｢コイツ、風邪ひくとやべぇんだ。
男さえ堕ちそうになるくらいの 色気出しやがる。｣
げっそりした顔で上杉は小塚くんを見る。
｢今朝、小塚も食らったんだ。｣
見ると、小塚くんも少し顔を赤らめて参っている表情をしていた。
｢あれは ヤバイよ。
殺人級。｣
少しおどけて言う小塚くんにクスッと笑ってしまう。
｢そ。だから、家に帰そうとしたんだけど 一向に聞かねぇ。
更には俺らを捲きやがったんだ。｣
上杉くんは忌々しそうに右手で支えている黒木くんを睨んだ。
ん。
確かに危ないかも。
私も堕とされそうになったしね…
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あーかり - な、なんと！私と同じ名前の人がいるとは！伸ばしつけたけど、え！？書いたっけ！？って思った、、、って、まぁ、更新待ってます！頑張ってください！ (2018年3月27日 21時) (
レス) id: 40a2a82728 (このIDを非表示/違反報告)
ramia - 私は今年中学受験生だった者です。受験はしんどいと思いますが、頑張ってください！ (2017年8月9日 20時) (レス) id: 847474aa7a (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 私も受験生です！みなさん中学受験ですか？ (2017年8月1日 1時) (レス) id: 40c7213eb4 (このIDを非表示/違反報告)
夢衣(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます！お互い頑張りましょうね！ (2017年5月17日 7時) (レス) id: 89d0776e69 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 私も受験生です
大変だと思いますが、がんばってください！応援してます！ (2017年5月17日 1時) (携帯から) (レス) id: 71eaf23d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢衣 | 作成日時：2017年3月18日 16時
