10，前の席の君�� ページ10
Aside
「アケメネス朝ペルシアの王のダレイオス3世は、、、」
ふあ〜と欠伸がもれる。
三限目の授業は世界史。クラスの3分の2が寝ている。でも分かる。分かるよ、眠すぎるよね。プリントにミミズ文字が増えていく。体育の後の世界史なんて、もう起こしとく気ないよね？
前の席に座る快斗もふあ〜と大きく口を開ける。
快斗が寝てないなんて珍しいな、と彼のふわふわの頭を見る。これは私の特等席だ。どんなに快斗を見つめても、黒板を見ています！っと胸を張って言える。まぁ、後頭部しか見えてないけど。
「前331年のアルベラの戦いで、、、」
先生の話は、私の耳を右から左へと流れて行く。
そしてさっきの体育の快斗はかっこよかったなーと、どんどん意識も逸れていく。
女子はテニスで男子はサッカー。
テニスコートからこっそり見てたけど、味方からのパスを受け取りシュートする快斗はやっぱりかっこよくて。
みんなでハイタッチして、ふざけた男子からホースで水をかけられて、それでバカ騒ぎしながら、体操服で濡れた顔を拭いて、それで見えた腹筋がっ………！！！って何考えてるのA！
ぶんぶんと頭を振り煩悩を振り払う。
「鈴浦？大丈夫か？」
げっ
先生に名指しで心配される。うふふと苦笑いをする。
そんな私を見て振り返った快斗がニヤニヤと笑った。
言えない、快斗の腹筋のことを考えていたなんて言えない。あわよくば触ってみたいとか考えてたなんて絶対に言えない。
誤魔化すために私はえへっと舌を出した。
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麦々茶(プロフ) - はるかさん» わぁぁぁぁめちゃめちゃ嬉しいです😭え、嬉しっ笑笑 (5月8日 19時) (
レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 一番最初のプロフィールから面白すぎます！！笑笑本当に大好きです笑笑 (5月8日 6時) (レス) @page2 id: 2597f3a6bb (このIDを非表示/違反報告)
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