35, ブルーパロットの店主�� ページ35
A side
カランカランと、快斗がブルーパロットの店の扉を開ける。
「寺井ちゃーん、来たぜー」
「坊っちゃま、随分早かったですね」
『こんにちはー』
快斗の後に続いて私も店に足を踏み入れる。
グラスをカウンターの内側で拭いていた寺井ちゃん。
「Aちゃん、お久しぶりです」
優しく頬笑んでくれる寺井ちゃんに私も笑顔を返す。
この優しい物腰のいかにも善人って感じのおじい様は、寺井 黄之助さん。
表の顔はバー兼、ビリヤード場の店主。そして裏の顔はあの怪盗キッドの頼れる協力者。
潜入した快斗に、周りの動きを正確に伝えたり、自らも変装して潜入したり、犯行で使う道具は、全て彼が調達している。
怪盗キッドが楽々と活動できているのは彼の存在が大きい。
まぁ、そもそも怪盗キッドという存在がイレギュラーで、快斗の頭脳と身体能力がなきゃ他の人には真似できないんだけど。
寺井ちゃんが、店の看板をCLOSEに変える。
幸いお店に客はいなかった。
快斗が、テレビが目の前にあるカウンターの椅子にドカッと座る。
私もその右隣の椅子に腰掛ける。
すると、
「Aちゃん、Aちゃん」
と寺井ちゃんがちょいちょいと手招きをする。
なんだろうと、不思議に思ったまま寺井ちゃんの方に耳を寄せると、
「御二方とも履物が外用のものではないので……もしかして、坊っちゃまが……………」
『………………………………。』
そうなんですそうなんです。
私を抱えたままこいつが3回の窓から飛び降りたんです。窓からジャンプしたんです。どこぞのケアロボットじゃないんだから。
「Aも同意だからいいんだよ」
快斗が面白くなさそうに、頬杖をついてこっちを見ている。
そうだったこの人地獄耳だった。
『同意じゃない………』
私がボソッと呟くと
「Aちゃん…………」
と、寺井ちゃんに哀れみの目を向けられる。
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麦々茶(プロフ) - はるかさん» わぁぁぁぁめちゃめちゃ嬉しいです😭え、嬉しっ笑笑 (5月8日 19時) (
レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 一番最初のプロフィールから面白すぎます！！笑笑本当に大好きです笑笑 (5月8日 6時) (レス) @page2 id: 2597f3a6bb (このIDを非表示/違反報告)
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