4，ピピピピピピンポーン �� ページ4
快斗side
ピンポーン
いつものようにAの家のチャイムを押す。
………………。
家の住人が出てくる気配はない。これは二度寝したな？と疑うが、
ピピピピピピンポーン
と、マジシャンとして自信のある指を駆使し、チャイムを連打する。
………………。
ぜってぇー寝てるな、確信に変わる。
「ちょっと失礼しますよーっと」
Aが使っていたヘアピンを取りだしカチャカチャとピッキングを始める。
カチッと小さな音がして、ドアノブを回せば扉が開く。
迷わず玄関に入ると、靴を脱ぎそのまま一直線に寝室へと向かう。
「おい、A」
上からAを見下ろす。
『んー？あ、かいとぉ』
「あ、かいとぉじゃねぇよ、起ーきろ！あーさ！」
『ん〜』
やっぱり寝てたか、とパジャマ姿で気持ちよさそうにすーすーと寝息を立てるAを見る。寝顔可愛いなおい。どうせ夢だと思ってるんだろうなと、笑いがこぼれる。すると、
『かいともおいでよぉ』
とぐいっと袖を引っ張られ、うおっとベットに倒れ込む。
腹筋でなんとかAが潰れないように耐える。
パチッとAが目を開ける。お、起きたかとAをのぞき込むとバッと起き上がるので、ゴンッ！とAの頭と俺の頭が鈍い音を立てる。
痛ってーな、急に覚醒すんなよ。とおでこをさする。
『ねぇ快斗、起こしに来てくれたの？』
Aが口を開く。
「おう」
ニコッと笑って答える。
『でもね、何回も言うけど勝手に鍵開けて入るのはやめて欲しい』
Aがにっこりと笑う。そんなAにえへへーと笑ってみせる。毎朝寝顔が見れる特権を、今更手放すわけねーだろ。
5，ジャムなしのﾊﾟｧｧﾝ �、�←3，ピピピピピピンポーン ��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 160人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麦々茶(プロフ) - はるかさん» わぁぁぁぁめちゃめちゃ嬉しいです😭え、嬉しっ笑笑 (5月8日 19時) (
レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 一番最初のプロフィールから面白すぎます！！笑笑本当に大好きです笑笑 (5月8日 6時) (レス) @page2 id: 2597f3a6bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
