24，事件ホイホイとの遭遇��-1 ページ24
快斗side
「ここまで来れば大丈夫だろ」
フーっと息をついて、抱えていたAを下ろす。
「わりと楽しかったな！………？A？」
返事のないAをのぞき込む。
べちっと俺の顔にAが手の平を押し当てる。
『ちょっとこっち見ないで』
そしてグキっと押し返してくる。
「んだよ」
Aの手を顔から引き剥がそうと腕をつかむ。うわっ、手首細っ
『待って待って待ってお願いだから』
Aがぐぐぐと剥がされないように踏ん張る。
「あらあらー」
っと俺たちを見たおば様たちが頬笑みながら通り過ぎていく。
この体制のまま1分30秒。
「あーーーっ！Aお姉さんだー！！！」
聞き覚えのある声がする。
振り返ると少し遠くにカチューシャの女の子が見える。あれは確か……歩美チャン？だったか？
ってことはやっぱり……。
わー少年探偵団だー。こいつらとつるんで良かった記憶がない。
少年探偵団の面々が俺とAの方に駆け寄ってくる。
えっーっと確か、歩美チャンに光彦クン、元太クン、哀チャン、だったよな。そして名探偵。
え、
名探偵じゃん。
今すぐ逃げるか？と考えるが、ガッツリ名探偵と目が合う。しかもガッツリ素顔を見られる。
フッ、やらかした☆
Aがバッと俺を見る。
目でめちゃくちゃ訴えかけてくる。分かってる分かってる。名探偵がいる。でも今逃げても逆に不自然だ。素顔も見られたから、今マスクを被っても怪しまれるだけだろうし。
とりあえず、得意のポーカーフェイスで、頭の後ろで腕を組んだまま、焦る素振りを表に出さないようにする。
Aが、名探偵だよ逃げなさいよ！と除きんでくるが、ん？どした？と優しい笑みで首を傾げて見せる。顔を見られた時点で詰んでいるのだ。
「Aお姉さん！偶然ですね！」
真下で光彦クンの声がする。
いつの間にか目の前まで来ていた少年探偵団。
「こんなとこで何やってるんだ？まだ昼だぞ？」
元太クンがAに聞く。
Aがピシッと固まる。今更、ここに連れてこられたことに疑問を持っているらしい。もっと危機管理能力を持てよ……
『えーっと…』
Aが返答に困っていると、
「そのお兄さんだぁれ？？」
と歩美チャンが俺を見て聞く。
バッと振り返ったAがすごい顔をする。まぁ、名探偵の前で俺の素性がバレることを恐れているんだろうけど。
Aが何か言わなきゃと口を開く。
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麦々茶(プロフ) - はるかさん» わぁぁぁぁめちゃめちゃ嬉しいです😭え、嬉しっ笑笑 (5月8日 19時) (
レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 一番最初のプロフィールから面白すぎます！！笑笑本当に大好きです笑笑 (5月8日 6時) (レス) @page2 id: 2597f3a6bb (このIDを非表示/違反報告)
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