23，事件ホイホイとの遭遇��-4 ページ23
快斗ぉっと、今だに笑っている彼に再度助けを求める。
快斗は、“あー笑った”っと指で涙を拭い、ポンっと私の頭に手を置いた。
！！！！！
さすが快斗。
きっと上手いこと誤魔化してくれるはず！！！私の失態もカバーしてくれるはず……！！
怪盗キッドとしては、素でキッドキラーと話さない方がいいんだろうけど。ただいま緊急事態です。しょうがない。
さぁ！行け！快斗！言っておやり！！！
快斗がオッホンともったいぶって口を開く。
「早退したんだ…」
「…………」
「窓から。」
「「「『…………………｡』」」」
新一がもう笑ってないよ。
快斗、あんたこの空気どうするつもりよ。
絶対わざとだよね？楽しんでるよね？私の頭にのったままの手が震えてるよ…。せめて笑い堪えようよ…。
「正確には、オメーらの大好きなA姉ちゃんの体調が悪いんだ。」
快斗の言葉に
『えっ』
と、つい声が漏れる。やべっ
『そ、そうなんだよねー。頭痛が、頭痛が痛くて〜』
と、急いでお腹をさする。
「「「………………｡」」」
………………やらかした。
頭痛が痛いってなんだ。私の頭はいつから腹にあるんだ。
明らかにおかしい私に、快斗がまた吹き出す。
『頭痛が、酷くてねー。』
そう言って頭を押えてみせる。
「おい、なかったことにするな」
新一の視線がグサグサと刺さるが、もう彼の方を見れない。
「ま、そうゆうことで、A姉ちゃんは家で寝とかなきゃ行けないからな！気をつけて帰るんだぞ！」
快斗がニコッと笑い、強引に終わらせる。そして私の手を引いて走り出す。
助かったぁぁぁぁぁあ！！ありがとう快斗…
「あ、おいA！！！まだ話は終わってねぇぞ！」
後ろから新一の声がする。
終わりました終わりました。いや終わってください………！！！
「ったく！A！」
新一がまた叫ぶ。
「脱獄犯が、江古田で目撃されてるから、気をつけろよ！」
……なんだかんだ良い奴なんだよな新一は。心配してくれるし頼りになるし。まぁちょっと過保護すぎるしめんどくさいけど。
『分かったー！気をつけて帰るんだよー』
後ろをふりかえってそう叫ぶ。てか脱獄犯ってなによ………。
「名探偵が引き寄せたんじゃねぇのか？」
走りながら快斗が言う。
私は、はははと遠い目で笑った。
否定できない。あの人事件ホイホイだから……。
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麦々茶(プロフ) - はるかさん» わぁぁぁぁめちゃめちゃ嬉しいです😭え、嬉しっ笑笑 (5月8日 19時) (
レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 一番最初のプロフィールから面白すぎます！！笑笑本当に大好きです笑笑 (5月8日 6時) (レス) @page2 id: 2597f3a6bb (このIDを非表示/違反報告)
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