14，高嶺の花子��-1 ページ14
快斗side
3限目の休み時間。スマホの記事のひとつに、スクロールする手が止まる。
「なぁ、A」
『んー？』
振り返り、後ろの席のAに向き直る。
「これ、どう思う？」
Aにスマホの画面を見せる。
ふむふむ、とAが記事を読む。
�牴�盗キッド、新たな予告状か？！次の獲物は
『また予告状出したの？』
Aの問いに、
「いや、俺じゃない」
と首を横に振る。
『え』
とAが驚く。そうだよな、やっぱ成りすまし犯だよな。
うーんと唸る俺を、どうしたの？と、Aが覗き込んでくる。
『何か問題でもあるの？』
ちょいちょいと耳を貸すように手招きして、Aの耳元に口を寄せる。
「実は、うおっ」
ヒュンっと何かが俺の頭上を通る。間一髪で避けたそれは……野球ボール。
野球ボールを見て全てを悟る。Aとの距離が近すぎたらしい。別に口説こうとしてたわけじゃねぇよ。“怪盗キッド”に関することだから誰にも聞かれないようにしてた訳で。はぁーっとため息が盛れる。
Aは理解が追いついていないらしく、野球ボールを見て固まっている。
とりあえず飛んでくるボールをひょいひょいと避ける。
犯人は西園寺 光。
なんとも御曹司のようなご立派な名前だが、ガタイが良く、色黒筋肉でおまけに太眉、いかにも白米大好きって感じ。オメー名前と見た目が真逆だな。
『危ないよ、太郎(仮)くん！快斗の鼻がもげちゃうよ！』
Aが堂々と名前を間違える。
西園寺……好きな子に堂々と名前を間違えられる彼がいたたまれない。
「もげねーよ、
あとあれは太郎(仮)くんじゃねぇよ。西園寺 光くんだよ」
「「『え』」」
飛んできたボールをパシっとキャッチしながら言う。
Aと他の何人かの生徒が「え？」っとハモる。しかも「嘘だ」ってつぶやきが聞こえる。心から太郎くん(仮)に同情する。まぁ見た目は完全に太郎くんだよなぁ……
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麦々茶(プロフ) - はるかさん» わぁぁぁぁめちゃめちゃ嬉しいです😭え、嬉しっ笑笑 (5月8日 19時) (
レス) id: 3bdc5c804c (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 一番最初のプロフィールから面白すぎます！！笑笑本当に大好きです笑笑 (5月8日 6時) (レス) @page2 id: 2597f3a6bb (このIDを非表示/違反報告)
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