お題「好きな人に『かっこいい』と言われた」〈スイレン〉 ページ8
スイレン×A
ヤンデレになるきっかけ的な
『スイレンちゃんのその翼、かっこいいよね！』
スイレン「───────────へっ？」
その一言を聞き取った瞬間、顔がじわじわと熱くなる。
私の翼を"かっこいい"と褒めた彼女は太陽のように笑い、私を照らす。
気分が高揚し、感じたことの無い想いが私の中を駆けずり回る。
私は段々ニヤつく顔を隠すように手で覆い、笑いが漏れないように口を動かす。
スイレン「あ、ありがとう、ございますっ！」
彼女は、MUGENの管理人なのだ。
その管理人に、褒められた。
私はその圧倒的な事実が心底嬉しかった。
指と指の隙間から彼女を見ると、一瞬キョトンとしていたが、にこやかに笑いながら言う。
"君の翼は美しい、だからこそ最高峰の賛美を送らなければならないのに、こんな言葉しか出てこないんだ、ごめんね"
スイレン「あ───────────」
心の奥底まで響く彼女の声は、私の心を深くに沈める。
一音一音が頭の中で繰り返され、心臓の音がうるさい。
───────護らなければならない。
そう直感する。
この子だけは、Aさんだけは、護らなくてはならない。
この子の笑顔が絶えないように、危害を加える奴らに相応の罰を与え、二度と彼女に危害を加えないようにする。
『………スイレンちゃん？』
スイレン「あ、あぁ！ごめんなさい、少しぼうっとしていました、えへへ……」
彼女を翼で囲うように包み、手を頬に添える。
Aさんは私の手に頬ずりし、慈母のように笑う。
Aさん、貴方は罪な人です。
ライバルが沢山いるからと諦めていた私まで、虜にしてしまうのですから。
お題「好きな子のタイプが自分とかけ離れていた」〈Gターゲット〉→←お題「今ならライバルを刺して証拠隠滅もできる」〈oaev〉
ラッキーカラー(P)
7P
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ムゲン(プロフ) - こちらこそいつも素晴らしいヤンデレをありがとうございます！！ (3月22日 20時) (
レス) id: d2e2a60b2a (このIDを非表示/違反報告)
バニー芳一 - お題使っていただけて嬉しいです、ありがとうございます！良いヤンデレご馳走様です (3月22日 11時) (レス) id: 199524ed07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ムゲン | 作成日時：2024年3月22日 1時
