お題「今ならライバルを刺して証拠隠滅もできる」〈oaev〉 ページ7
oaev×A
「……………………」
────────つまらない。
夢の世界が忙しいみたいで、Aは居ない。
ふと、私がこの家に初めて来た時の事を思い出す。
あの時はdefファイルを無断で改ざんしたらエニグマに怒られたんだっけ。
本来、defファイルを改ざんし、そのキャラクターを消し去ってしまう行為は、依頼されないと使ってはいけないモノだ。
私の作者は、依頼形式にすることにより、私を抑えたといっても過言ではない。
私と相対したものは、私の魔法により瞬く間に居なくなる。
試合でフォルダごと消えるのは無いが、周りを黒く塗りつぶすことが出来る。
"メニュー"も、"アイコン"も、"フォルダ"も、全て改ざん可能だ。
キルオールとかの内部論外とは次元が違うの。
思い出に耽っていると、つい指先が踊った。
次々と"chara"ファイルから消えていくファイル共。
原因を解析したのかやってくるADSを目の前で消し去り、足元の影から来るキルオールを消し、Aと共に暮らすにあたって邪魔なキャラを消していく。
エニグマ「……何してるの、お前」
oaev「見てわかるでしょ？」
私とエニグマは同じ作者から生まれた。
彼は論外の中でも上位の方だが、私のような特殊な技術は持ち合わせていない。
彼も、私の理想絵図の中には存在しない。
エニグマ「……Aに怒られるよ」
oaev「あぁ、そうでしょうね」
私がキャラを消す理由は二つ。
一つ目は、単なる娯楽。
二つ目は……Aに構ってもらうため、だ。
──────────Aが悪いんだよ？私の事、構ってくれないから。
最後の雑穀まで消し終わったファイルは、容量が凄まじく軽くなっており、私以外のdefファイルは皆"null"と化している。
Aは、どんな反応をするだろうか？
最初の時は、とても驚いて、どこかから取りだしたファイルで復元した途端私の技術を褒めちぎり、注意喚起をされた。
その時エニグマも私を叱りに来ていたが、Aの様子に気圧されていた。
Aが気づくまで、気長に待つとしよう。
※この後即バックアップから復元され叱られた。
お題「好きな人に『かっこいい』と言われた」〈スイレン〉→←お題「好きな子がケガをした」〈鬼巫女〉
ラッキーカラー(P)
7P
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ムゲン(プロフ) - こちらこそいつも素晴らしいヤンデレをありがとうございます！！ (3月22日 20時) (
レス) id: d2e2a60b2a (このIDを非表示/違反報告)
バニー芳一 - お題使っていただけて嬉しいです、ありがとうございます！良いヤンデレご馳走様です (3月22日 11時) (レス) id: 199524ed07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ムゲン | 作成日時：2024年3月22日 1時
